占星術を学んでいく中で、「アスペクト」で引っかかる人は多いとききます。
私自身も、例外に有らず、です。
ホロスコープはいろんなものに例えられます。
よくあるのが「舞台」。
天体が役者、サインが衣装、ハウスが場面、アスペクトは役者同士の絡み、という考え方です。
受講した占星術講座でもありましたが、どうしても「サイン」に目が行きがちになるんですよね。
だけど、「衣装」は主役にはならず、あくまで「天体」を際立たせるためのものです。
アスペクトを難しく考えず、「天体同士が絡んでいる」とまずは大まかにみていく事がいいと受講した占星術講座ではありました。
これ、「料理」と一緒だなーと最近思ったんです。
家にある食材で料理をしようと思った時。
にんじん、大根、ジャガイモ、小松菜、鳥もも肉、もやし、カレーのルー、ちくわ、玉ねぎ
これらの食材があったとします。
まず、わかりやすいのは「カレーのルー」
「にんじん」「ジャガイモ」「玉ねぎ」「鳥もも肉」と組み合わせる事でカレーが作れそう。
「大根」「小松菜」で味噌汁ができるかな。
「もやし」と「ちくわ」で和物を一品作って。
なんて思いつきます。
※追記
そもそも、献立として「カレー」と「味噌汁」は合いませんね。
この組み合わせの「アイディア」そのものが、「アスペクト」なのではないかと。
一緒に調理する事でさらに美味しくなるのか、ちょっとした工夫が必要なのかは組み合わせにもよると思いますが、食材の性質を理解していないとそもそも判断がつきません。
なので、まずは「天体」の理解を深める必要があるし、天体同士の関係性であるアスペクトから、その人の資質の活かし方が見えてきます。
「カレーのルー」があったとしても、ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、鳥もも肉とアスペクトがなれば、カレーは作れません。
ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、鶏もも肉でできる料理を考え、カレーのルーはまた別の料理に利用します。
また、それぞれの食材のアスペクトがあったとしても、ハードがソフトかで難易度が変わってきます。
ハードであれば、食材の良さを活かせる料理を作れるようになるまでは熟練が必要になるかもしれないし、意外性のある組み合わせを活かす事で、新しいレシピを生み出す事ができるかもしれない。
「料理は化学変化」なんて言葉を聞いた事もあるかもしれませんが、アスペクトもそれと似ていると思います。
異なる天体同士が一緒になる事で、どんな風味になるのかを予想してみる。
料理であれば「味見」して答え合わせをする代わりに、自分の予想と結果が一致しているかどうかを都度、チャートの持ち主や実際の出来事と照らし合わせて確認していく。
料理だって、「味見」をしないと加減を覚えません。
アスペクトの理解もそんなところがありそうだな、と思いました。