「麻酔は海王星が表す」
占星術講座にて、先生が話してたことです。
海王星は境界線をなくしたり溶かしてしまうような天体です。
海王星の影響を受けると、非現実な世界にのめり込んでしまうというような怖さもある反面、優しい作用として表れることもあります。
芸術に救われたり、程よいアルコールは緊張を解いてリラックス効果があったりと。
いわば、ドラッグだって使いようによっては麻酔と同じわけで。
人間が通常では耐えられない痛みも、麻酔や医療的に使用する麻薬があるから救われる。
私はアルコールを受け付けない体質なので、
ほろ酔いの陶酔感というのは正直よくわからないけれど、「麻酔」については経験済みです。
歯科治療で使用したこともあれば、出産時のトラブルにて分娩翌日に部分麻酔でオペしたり、初期流産した際、子宮内の内容物をきれいに取り去る為の掻爬手術時の麻酔等。
改めてこれらの時の事を思い出すと、やっぱり麻酔は「海王星」ぽいなぁと感じました。
というのも、良くも悪くもその時の精神状態に影響される。
出産翌日のオペ時の麻酔は、部分麻酔で痛みはなくとも意識はあったので、オペ中に会話も可能だったんですが、出産ハイになっていたのかなんだかすごく気分が高揚して、執刀医や助手の方とほんとにこれが手術?というかんじで、和気藹々とした雰囲気でした。
オペを受けながらいろいろ質問したり。
逆に、初期流産後の搔爬手術の時は、全身麻酔だったこともあり、当たり前だけど全く記憶もなく、気づいたら処置はすでに終わっていてベットに寝かされていました。
もちろん痛みも感じることはなかったです。
ただ、おそらく麻酔が切れてくる段階で、とてつもなく気分が悪くなり眩暈がしてきました。
この時は母が迎えにきてくれたので助かったのですが、会計時にも嘔気が襲ってきて座り込んでしまい、そのまま立ち上がることが難しくなってしまったので車椅子を貸してもらったり。
麻酔が切れてきて自分の感覚が戻ってきた時の、
とてつもない不快感。
経験したことはないけれど、いわゆる「二日酔い」ってこんな感じなのかな、なんて思いました。
海王星の「癒し」って、まやかしみたいなとこがあって、もちろん楽にはなるけれど、根本的な解決ではないのかなぁなんて思います。
どうにもならない渦中にある中、海王星が救いになることはあるけれど、「自分」というものが海王星によって曖昧されないよう意識を持つことも必要なんじゃないかと思います。
どこかでそんな状態を客観視できる自分。
これは「天王星」ぽい気もします。
痛み止めの薬だって、おんなじものを飲みつづけていると、効果を感じにくくなったりするっていうし。
痛みが引いてる状態は「薬」の効果、ということを忘れてしまうと、無理をして結局また薬に頼らざるをえなくなる。
どうして海王星による癒しが必要なのかどうかに考えが行き着かないと、飲み込まれていってしまうのかなと思います。
でも、どっぷり海王星に影響された世界の中に浸かりきってしまえば、それはそれで幸せなことのような気もするし、なかなか難しいですね。