土星魚座入りで、いろんな方が記事をあげていますね。
どんな風に世の中に影響していくのかは、私がこの場で書くまででもないですが、個人的なことをいえば、やっぱり前回の土星魚を参考にしたりします。
前回土星が魚サインに入ったあたり、約29.5年前になりますが、私の場合、音楽を聴いたりライブを頻繁に楽しみはじめた時期と重なります。
ちょうど金星の年齢域に入った頃だったということもあり、魚土星期を通して自分の趣味嗜好が形作られていったなぁと振り返ります。
またその時はプログレスの太陽も魚の時期でしたし、さらには魚土星入り半年前には魚サインでプログレスの新月を迎えていました。
当時はもちろん分からなかったけど魚濃度が強い!
その頃は「地の足についた」というよりは、その時その時を自分の感性に従って楽しむような時期だったと思います。
魚土星期の終盤、周囲が就職活動する中、先のことなんて考えてませんでした。
現実を見ないふりして、楽しい夢の世界に浸ってた。
そして、魚サインを土星が抜けた頃は、ちょうど短大卒業にあたり、「学生」という肩書きがなくなった自分にはじめて不安を覚えました。
突きつけられる現実。
こんなかんじで、私にとって前回の魚座土星期は「アリとキリギリス」でいえば、明らかに「キリギリス」側の存在だったといえるかもしれません。
でもこの魚土星期を通して私の気持ちを動かしたものたちは、今でも大事なものばかり。
しんどい時など、いつでも逃げこめる場所になっているなぁと思います。
そんな「土星」
少々無理矢理なつなげ方ですが、今日は夫の「ノーアスペクト土星」について書いてみようと思います。
ノーアスペクトの定義は占星術家によって様々だな思う部分もありますが、「メジャーアスペクトがないこと」とするならば、夫の土星はノーアスペクトです。
マイナーアスペクトをみても、ぱっと見、ないですね。
そんな土星をもつ夫ですが、実はこのことに気づいたのはつい最近でした。
ノーアスペクトの天体について新たに学び直していたところ、「ノーアスペクト土星」の出方について、
あれ、このかんじ…、わかる。
夫そのものではないか!
と気づいたんですね。
そういえば夫のネイタルのアスペクト、
「土星」の印象がほとんどないなぁ、と思いながら改めて確認してみると。
本当にノーアスペクトでした。
一見近くに金星乙女がいたり、土星含む7ハウスには他の天体がいくつか入っているので錯覚していましたが、角度をとってない。
金星乙女と土星獅子とは10度近く離れてるし、サインも違うのでコンジャンクションとはとれないし。
でも、「ノーアスペクト土星」と考えると、いろいろと納得いく部分が見えてきました。
ノーアスペクトの天体って、他の天体と繋がりがない分、その天体特有の性質が顕著にでる場合もある反面、その性質を他の天体を通して「使う」ということができない分、用途が限定されがちだといいます。
夫そのものを間近でみていると、こんなとこが際立っています。
いつも何かを心配している。
だけどその「心配」の根拠は私からしたら本当に考えすぎなレベル。
例えば、太陽が50億年後に消滅することを心配するような。
そんなこと心配しても対策の立てる術がないことに対しても不安が強い。
また、新しい事に対して疑ってかかる。
反面慣れたことこそをよしとする。
いつもと同じやり方であれば、経験上積み重ねた「安心」があるという理屈はとおります。
でも本来なら、社会の仕組みだったり人間関係だったりと色々ありますが「新しいこと」を取り入れざるを得ない時こそ、土星の力は必要になると思います。
初めての場所に向かう時は、地図を確認したり時間を意識したりと緊張感もあるけれど、自宅と駅の往復など毎日の繰り返しであればそんなこともありません。
でも、土星ノーアスペクトなので、そこが上手く働かないのか、心配性のわりには前準備が不十分だったり、クレジットカードは持たない、電子マネーは使用しない、スマホのセキュリティーロック万全の割には、財布やスマホ本体の管理はザルでどこかに置き忘れるとこが結構あったり。
銀行のキャッシュカードの暗証番号やスマホの暗証番号を頻繁に変えすぎて自分で分からなくなったり。
だけど、その経験を活かすことができなくて、また同じことを繰り返すかんじです。
とにかく、「土星」の範疇の部分に関して極端さと使いこなせてない感があります。
後、夫の「土星獅子」がデトリメントだということもあると思います。
(2024年3月追記)
アセンダント水瓶の夫にとって「土星」はチャートルーラーになります。
なので、「土星的な人」とやっぱりいえるんですが、その土星がメジャーアスペクトを持たないので、多分うまく働きにくいじゃないかと考えました。
ただ、ハーモニクスで見るとHN5チャートで月土星の発芽天体があるので、根本的にはやっぱり土星ぽい人なんだと思います。
でもそこはやっぱり「月」なだけあって、心配性な割にはうまく使えないというかんじでしょうか。
そんな夫のノーアスペクト土星。
これは他の記事でも書いていますが、なんと私の太陽水瓶とタイトにオポジションをとっているのです。
シナストリーチャートでの「太陽ー土星オポジション」
これ、結婚という形で社会的な「責任」が生まれたり、恋愛とは違い生活に密着している分、「ルール」も大事になってくることを考えると、重苦しくはあるけれど、結婚生活を維持する為には土星が絡んでいるといい場合もあります。
でも、私たち夫婦の場合、他のメリットもあったわけです。
夫は私と関わることで、自身のノーアスペクト土星が、私の「太陽」という繋がり先を見つけたことになるんですね。
でも「私の太陽」への「夫の土星」からの圧と考えると、夫は土星を発揮する対象として、私にあれやこれやとルールを押し付けたら指導したくなったりと、私にしてみれば一見好ましくない状況が起こるわけです。
でも、夫婦関係はなんだかんだと維持してる。
もちろん、ルールがあるからこそ上手くいってるとも取れます。
ただ、このアスペクトをとるお互いの太陽と土星のサインを見た場合、ちょっと違う視点が入ってきます。
この太陽水瓶ー土星獅子のオポジション。
ミューチュアルレセプションが起こってます。
本来であればデトリメントである太陽水瓶と土星獅子。
だけど、それぞれがアスペクトすることで、私の水瓶太陽は獅子サインの支配星である「太陽」の要素を取り入れることができますし、夫の土星獅子は水瓶サインの副支配星である土星の要素を取り入れることができます。
ちなみに獅子サインに関しては、「天王星」のみをデトリメントとして考える場合もあるようです。
なので夫といると私は自分の「太陽」を発揮しやすくなりますし、夫もノーアスペクトの土星が宙ぶらりんにならなくなる共に、「土星」を発揮しやすくなります。
いわゆる「品位がよくなる」状態です。
ケンカをすることも多いけど、こうやって一緒にいることは、お互いの利にかなっていることなんだなーとホロスコープを通して気づきます。
これを実際の生活への影響として具体的に挙げてみると。
私の場合。
夫と結婚して娘を授かり、人生の方向性が明確になり自分に自信がついてきた気がします。
迷いがなくなり、太陽ととトラインの火星や木星を活かせるようになったともいえます。
仕事の充実とか。
欲しいものを欲しいと言えるようになって、その努力を惜しまないなど。
夫の場合。
結婚して娘を授かることで責任が生まれました。
それまで実家暮らしで、生活に関しては他者への依存度が高かったのですが、私がそれを許さないこともあり、家事全般について生活力がつきました。
もちろんオポジションの関係なので、「自分のことは自分で責任持って」などと私が口にしたり、それに対して夫が無言になったりと、今でもすんなりとは程遠いですが。
ちなみに、私の育休中、夫が仕事で夜遅い時など私は実家に泊まる事がよくあったのですが、その時期は夫はいろいろやらかしてましたね。
それに対して私もイライラしたり。
物理的に顔を合わせる時間が減ることで、夫の土星のノーアスペクトらしさが再び際立ったのかもしれないし、私も仕事などで「太陽」を発揮する場が減ったことで夫の土星を「押し付け」として感じるようになっていたのかもしれないです。
あとは上手くいく時期、いかない時期、それぞれ、シナストリーだけではなく、トランジットやプログレスの天体の動きの影響も大きいと思います。
この夫婦間の太陽ー土星オポジションに対して、来年あたり、T天王星が逆行も含めけっこう長期間スクエアで入ってくるんですよね。
時期によっては蠍サインに天体がくるとグランドクロスが出来上がります。
夫婦関係としてはちょっと要注意な時期かもしれませんね。
不動宮のグランドクロスなので、一旦噛み合わなくなると、無駄にその状態を維持させようとしますので。
そんなかんじで、夫の土星ノーアスペクトについて書いてみました。