外側から見ていると、
「人生、順風満帆だなー」と思う知人がいます。
20代後半で結婚、2人のお子さんに恵まれ、家を購入、仕事では責任のある立場にあり、と忙しいながらも充実しているように見えます。
スタイルもよく、華やかな雰囲気。
ただそれは、あくまで他人の視点で、本人にしてみれば、「そんな事はない!」と言いたくなると思います。
実際、チャートを読ませてもらったこともありますが、そこから見えるのは、本人の中の葛藤をバネにしてとてつもなく頑張っている姿。
人一倍、ストイックな方なんだなという印象を受けました。
特に月に対して火星や冥王星のハードアスペクトが目立つチャートなので、このしんどさをバネにして、今の状態を手にしたのだろうと想像できます。
でもご自身の「月」や「土星」を見ると、今の状態に心から満足しているというより、なんとなく「これじゃない」感がありそうなチャートです。
リラックスするのが苦手なのかな。
ある意味自身を追い詰めながらでも常に前に進んでいこうとするんだろうなと思います。
その結果、外側から見ると「順風満帆」に見える。
でも、これはチャートをよんだから気づいたこと。
深く関わらなければ気づかなかったことです。
この方、アセンダントと太陽がオーブ0度でトラインです。
そして、MCと木星もオーブ0度で同じくトラインです。
外側から見ると順風満帆にみえる姿の理由。
これらのアスペクトによるものかな、なんて思いました。
アセンダントは外見、雰囲気、行動パターンなどを表しますが、自分では気づきにくい部分でもあります。
ある意味「無意識」で他人から見た方がよくわかる部分です。
でも、もともと自分が持っている資質なので、努力しなくても人生に活かしやすいことが表れていたりします。
もちろん長所と短所は裏表なので、気をつけたほうがいい面として出る場合もありますが。
「太陽」は、自分の生きる目的を示したり、自己実現につながる天体です。
月や金星を満足させる事で、幸せを感じることもできますが、それだけだと「自分の存在価値ってなんだろう」と思い悩むことにも繋がるかもしれません。
そんな太陽。
この方は太陽含む、水星、金星、バーテックスと8ハウスに天体が集合しています。
「人との深い関係性」や「注ぎ込める対象」があることで自分の存在価値を認められるような方かもしれません。
これはきっと「家族の為に頑張る」ことで使っているともいえますし太陽は「公的な姿」も表すので、仕事で活かすことも可能です。
家族が仕事を頑張るモチベーションになっているようにもみえます。
その「太陽」と「アセンダント」がぴったりトラインということは、やっぱり持って生まれた資質を自己実現に活かしやすいんだと思います。
そして「MC」は、というと。
社会的に目指す場所であり、地位や立場を表します。
心の拠り所を示すICの反対側にあるので、プライベートというより、やっぱりオフィシャルな自分です。
このMCが、発展や拡大、恩恵を表す「木星」とぴったりトラインです。
しかもこの木星は6ハウスに入っていて、サインは牡牛です。
6ハウスは会社や従業員を表す場でもあり、牡牛サインは物質的にも恵まれる傾向にあります。
仕事バリバリこなして、認められるのもわかる気がします。
なので、外側から見ると一見、「順風満帆」。
だけど、最初にも書いたように「月」はちょっとしんどそう。
3ハウスの月なので、知的好奇心を満たしたり、身近な人とおしゃべりしたりすることで満たされるかんじがあります。
また3ハウスのカスプルーラーは1ハウスに入っています。
知識を得たり、周囲の人のいい影響を受けることで自信に繋がっていきます。
「月」のアスペクトをみると、そこがすんなりとはいかないかんじで悩みどころなのかもしれません。
外側から見える姿と内面とのギャップ。
ホロスコープを通して見てみると、
「人を羨むことには意味がない」っていうのは、
まさにそうだなーと感じます。