気分がのった時に書いている「プログレスの月の実感」


今回は10ハウスです。


ちょい暗めの話&グチも含んでいますので、求職中の方が読むと辛くなる可能性もあるかもしれません。




10ハウスというと、「社会的到達点」を意味し、仕事や天職、社会的な顔(仕事じゃなくても、〇〇さんってこんな人のような)を表していたりします。


反対側の4ハウスがプライベート空間でホッと一息つくような心身ともに癒される場であるのに対して、10ハウスは、バーンと表に出て注目を浴びたり活躍するような場でもあります。

(語彙力が足りず申し訳ありません)


ちょうど短大卒業間近の時期にプログレスの月は10ハウスに入ります。


「就職氷河期」とか「氷河期世代」なんて言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。

地価が暴落してバブル崩壊となり、日本経済が大打撃を受け、その影響で新卒者の就職難が長いこと続きました。


未だに社会的に問題として引きずっているように、とにかく「やりたい仕事を選ぶ」というより、「就職できるだけマシ」という雰囲気があった時代です。


10ハウスにプログレスの月か入る頃は、短大卒業間近でしたが、就職先どころか先のことについてはノープラン状態でした。

でも、悲観的だったかというと、そういうかんじもなくて。


というのも早々にに就職活動戦線を離脱していたんです。

唯一受けた公務員時間は不合格、

あとは「状況的に無理だろう」と思って就職に関しては何も行動していませんでした。


今思うと「就職氷河期」は社会人になることから目を逸らす為の都合のよい理由になっていたんだと思います。


なので10ハウスにプログレスの月が入った頃は、「この先どうしよう」という気持ちはあんまりなかったです。

これ、私のネイタルチャートはMC木星コンジャンクションなので、楽観的に捉えていたんだと思います。


卒業後も短期のバイトをいろいろ経験しました。

詳細は控えますが、人に話すとちょっとしたネタになるようなバイトを経験したり、今まで生きてきた中では接点のなかった人と急激に関わることが増えてきました。


ちなみにこの時T天王星は私のディセンダントにコンジャンクション。(ということはアセンダントにもオポジションです。)


自分自身の変化や対人関係の変化の時期だったんですね。


10ハウスのプログレスの月が牡羊サインの間は短期のバイトをいろいろ経験しましたが、プログレスの月が牡牛サインに入った時、長期に働くとこを前提のバイトを始めました。

(チャートを見る時ある程度予想はしてましたが、本当に牡牛サインのP月の0度ピッタリのタイミングでびっくりしました)


ただ、このバイト、いろいろまぁブラックな面を垣間見ることになります。

環境がブラックというより、仕事内容がブラック。


お給料や待遇面、人間関係もよかったんですが、

働いていくうちに会社の内情がいろいろと見えてきて、これは長居するとまずいぞ、と考えることが多くなりました。


これ、トランジットの土星がちょうどMCにのったタイミングでした。


長期で働きたいと思って始めたバイトだったけど、結局この土星10ハウス入りのタイミングで辞めることになりました。

(これに関しては、本当にこの時の選択は間違ってなかったと思います)


幸い次の長期バイトもすぐに見つかりました。


ここではシフトに入ることが多かったこともあり、いつの間にか責任ある仕事に携わることも多くなりました。


でも、こちらも一年程で辞めることになります。

自己都合ではなく、雇用主側の都合です。


10ハウス運行中のT土星はこの時点で、アセンダントと0度でスクエアでした。


そして、自分の気持ち的に、

「正社員として働かなくては」という焦りのようなものが湧き上がってきました。

多分この辺りもT土星の影響と思われます。


そして、生まれてはじめて、

「ハローワーク」に行ってみます。

当時は「職安」という言い方の方がしっくりきたような気もします。


「仕事」といえばアルバイト情報誌や新聞の広告で探すことしか知らなかった私は、職安の存在を友人に聞いてはじめて知ったのもこの時でした。


この時点でスキルや経験がなにもない私。

とりあえず「一般事務」で仕事を探します。

※これは当時の雰囲気として「女性の仕事=一般事務」というのがわりとスタンダードだった為です。


でも求人票を見ると、「初心者可」の仕事ってほとんどありませんでした。

そもそも不景気で求人自体が少ないわけです。


ここではじめて、就職活動もせずに気楽にしていた過去の自分を思い出し後悔しました。

皆が必死で頑張っていた時に逃げていたわけだから当然です。

学生時代は条件は同じだったはずなのに、「経験」というものを積む機会を私は逃していたのです。

今は分かりませんが、アルバイトじゃいくら責任のある仕事をしても「経験」としてカウントされなかったんです。


その後、どうにか条件に合う仕事を見つけ採用されます。

家族経営の小さな会社です。


でも、結果的にここも試用期間内に自ら辞退しています。


というのも、私の中では、初日からあり得ないことだらけの会社でした。


勤務一週間後には退職の意向を伝えましたが、

「次の人が決まるまで」ということになり、内心肩を落としましたが、どうにか耐えました。

満員の通勤電車の中で過呼吸になったりと体調にも影響がでてきました。


会社は求人を再度出し、面接はたくさん来るのになかなか新しい人は決まらない。


そして、あと1日でちょうど1ヶ月、というタイミングでようやく次の人が決まり、即日退職ということになりました。


もう1日勤務すれば試用期間で若干低くなってるといえども1ヶ月分のお給料を手にできる予定でした。

でもなぜか日給計算にされました。

1ヶ月に満たないからと。


1日の勤務違いで5万円の差額でした。

金額を忘れないという事は、よっぽど根に持っているんだと思います。


このタイミングを狙ったに違いない、なんて思いましたね。


最終日の事はよく覚えています。

勤務終了後、そのまま好きなアーティストのライブを見に行ったんですが、イライラしすぎて楽しめず、ラストの方ではあまりにも不条理だなーと泣けてきました。


その後、次の仕事は「正社員」に拘らず、好きな事をしよう、と決心します。


相変わらずT土星は10ハウスを運行中でしたが、

P月が10ハウスの終盤に差し掛かる頃、やりたいなと思っていた仕事のバイトの募集を見つけ採用となります。


そして、P月が11ハウスに入ったタイミングで、雇用条件がアルバイトから契約社員に身分変更になりました。

この時T土星はN月とぴったりスクエアになっていました。

気持ち的に「今度はちゃんとしなきゃ」と強く感じてたのだろうと思います。

※ちなみにこの仕事は、自分にはすごくあっていて今の仕事を始める前まで8年以上続きます。



なんというか「10ハウスのプログレスの月」は「仕事」というものに対して向き合っていく期間だったのかもしれません。

T土星の影響もあるので、実際の出来事しては辛さを感じさせるようなことが多かったのも印象的です。


でも私はMCが牡羊サインなので、

条件よりも、直観的にやりたい!と思うことを選らぶことが、結果的によい方向に繋がるのかもしれません。



あと数ヶ月でまたプログレスの月は10ハウスに入ります。

前回をこうやって振り返ってみることで、

今度は「直観」に従ってみようかな、なんて思うことができました。