何度かこのブログでも取り上げでいるトランジット冥王星のアスペクト。


冥王星水瓶座入りで、私のディセンダントにコンジャンクション、同時にアセンダントにはオポジションとなりますが、冥王星は動きが遅いので人生のなかで、一回あるかないかの配置になる分、

どんな影響があるのか怖くもあり楽しみでもあります。


鏡リュウジ先生の「占星術の教科書II」にはT冥王星とアセンダントのアスペクトについて次のように記載があります。


 

ホロスコープの最重要ポイントであるアセンダントを冥王星がトランジットするときには、ときとして根本的に人生が変わるような体験をすることもありますが、一方では表面的には何も変わらないように見えることも。

数ヶ月後に控えてるアセンダントへのT冥王星オポジション、かつ、ディセンダントへのT冥王星コンジャンクションは人生で最初で最後になりますが、アセンダント、ディセンダントにそれぞれスクエアはすでに経験してるんだよなーと思い、

その時期について見てみました。


私はちょうど小学2年生くらいから3年生の1年間程、タイトなスクエアを形成していました。


この少し前、小学1年生〜2年生にかけて、

私は特定の女の子に虐めのターゲットにされていました。


時期は被らないんですが、2人いまして、

今でも名前をはっきり覚えています。


1人目は、一見すごく仲良くしてこようとするんですよ。なんというかベタベタ距離感がない感じ。

でも隣の席になった時、なぜか机の下の見えないところで私の足をつねってくるんです。

毎日毎日。

理由は分かりませんが、何かが気に入らなかったんでしょうね。

ただでさえ行くのが嫌だった学校がさらに辛くなったけど、親には言えませんでしたね。

結果的に、つねられた後が赤くなってる事で、母が気づいたんですが。


2人目は嘘をよくつく子でした。

私がしてもいない事をでっち上げ、他の子に話して回るような子でした。


3年生になり、2人とクラスは別れ、その後かかわる機会は無くなりましたが、他のクラスでも同じような事をしてるようで、その後も彼女達の悪事の噂は耳にしました。


私がターゲットになったのは深い理由がなかったのかもしれません。

ただ私自身が主張のできない大人しい子供だったので都合がよかったのかもしれないです。


でもこの経験がその後の交友関係にけっこう大きな影響を及ぼしていたのかも、と今になって思います。

「世の中には自分の理解できないことをする人がいる」ってことを知ったというか。


自分を主張することは相変わらずその後も苦手でしたが、「こいつ、やばい」というセンサーが異常に働くようになって、新しい関係性を構築するのに警戒心が強く働くようになりました。

いいのか悪いのかは別として。



夫もT冥王星のアセンダントとディセンダントへのスクエアを経験してるはずなので見てみました。

そしたら、夫がよく話す、とある経験の時期とピッタリ重なりました。


夫は小学4年生の時、親元を離れて他県で生活を送っています。

自治体で取り組んでいたプログラムのようですが

いろんな場所から集まってきた子供たちと一緒に1年間、生活や勉強を共にしたそうです。

勿論、先生や寮母さんもいます。

親はたまに面会に来るようなかんじらしいです。


夫に言わせると「偏食を治すために参加させられた」とのことですが、ご両親の真意は分かりません。

でも、夫の人生上、けっこう大きな出来事であり、人格形成に影響もあったのではと思われます。



そして、娘もつい最近までこのアスペクトを形成していました。

T冥王星山羊が、牡羊のアセンダントと天秤のディセンダントとスクエアです。


ただ、私が見る限り、娘のなにかが変わった、というのは感じられません。

鏡リュウジ先生のいわれるように、

「表面的にはなにも変わらないように見える」

ということでしょうか。


私と夫の場合は具体的な出来事として起こり、それは結果的に「自分の変化」につながりました。


娘の場合はどうだろう?

アセンダントには金星コンジャンクション

ディセンダントには土星コンジャンクションで

T冥王星の今の度数でTスクエアになるので、

未だ強く影響は受けていると思うのですが。


「反抗期の入り口」のようなものは少し前から感じています。

もしかしたら表には出さないだけで、気持ち的には大きな変化が起きているのかもしれないなーなんて思ったり。


娘のT冥王星によるスクエアが外れたら、今度は立て続けに私のディセンダントにT冥王星がコンジャンクションします。


こうやって母娘で同時期にT冥王星の影響を受けるということは、あえて深読みしてしまいます。


娘は今後少しずつ、庇護してくれたり依存の対象であった親から精神的に自立していき、

それに伴う私と娘の関係性の変化、

というのも、このトランジットの流れのテーマにあるような気がします。