木星が10ハウスにあるとこんな風に説明してある書籍が多いです。


目上の人や地位が高い人からの引き立てられ運

がある。

大企業に縁がある。

周囲のサポートを受けやすい。


などなど。


私自身、10ハウスに木星がありますが、あんまりピンとこないです。

でも、学生時代のアルバイト含め、仕事をしていてすごく嫌なことってあんまりないです。

職場には恵まれている方なのかもしれません。


「恵まれてる」と断定できないのは、それが「当たり前」なので、自分では気づいていないだけかもしれない。

自分にないものを持ってる人には憧れと同時に卑屈になったりと何かしらの感情の変化が起こり、結果記憶として残りやすいけど、曖昧な記憶しかないのはきっと嫌なことがなかったんだと思います。

アスペクトでいうと「トライン」ぽい考え方ですね。


ところで木星自体を「幸運」と考えるのはちょっと短絡的で、どちらかというと「拡大」「発展」の天体になります。

いいものも悪いものもなんでも広げていっちゃうんですね。


著名人のチャート検証を他の方がしているのを見ると、木星がネイタルの太陽にコンジャンクションしたタイミングで、世間を悪い意味で騒がせるようになったりも多いみたいです。


わたしはこの木星が10ハウスという目立つ場所にあり、しかもMCとコンジャンクションしています。


変なことしたら、悪目立ちしやすいかもしれない。

また、この木星はTスクエアの頂点なので、

オポジションの位置に動きの遅い天体がくるとグランドクロスになるので、ちょっと注意が必要。


でも占星術を知る前から、普段の行いが自分と自分の周りの環境を育てるという感覚を持ってずっと生きてきています。


状況によって行動パターンが大きく変わることはなく、自分の中の「いい」「悪い」の基準はしっかりある方だと思います。

そんなに難しいことじゃなく、急いでいても公共のルールは守るとか、挨拶をするとか小学生でもわかる当たり前のこと。

変なことをして小さい子が真似しちゃったらやだなとか、あんな大人になりたくないと思われたくないのです。


木星は道徳や宗教も意味しますが、自分の中の生き方の物差しみたいなものがしっかりあることで、結果的に周囲のサポートを受けやすいというのであれば、この10ハウスの木星の意味もしっくりくるなと思います。


太陽をはじめとして他の天体を使って自分の良心に忠実に生きているかで、それぞれの人がもつ木星の意味も変わってくるのかな、なんて考えます。


なんか押し付けがましくなっちゃいました。