突然のご報告になってしまいましたが、昨日の放送をもって3年間携わらせていただいたJリーグタイムを卒業しました!

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放送内で読ませたいただいたお手紙は短縮していたので、全文をここに載せさせていただきます(^^)


私はサッカーについて何も知らない状況からこんなにもサッカーを好きになったので、サッカーにまだ興味を持っていない方に一人でも多くこの感覚を味わってほしいという想いでこの番組をやってきました。

私がJタイムを担当して一年目のノートを見なおすと、ゴールした選手、そしてその時間が書かれた非常にすっきりしたものでした。当時はボールを追うことに精一杯で、何をメモすればいいのかわかりませんでした。

それが段々と攻撃の起点になった選手、印象に残るプレー、どの選手が試合中コミュニケーションをとっているのか、終わった瞬間の選手の表情。。ノートの隙間はなくなっていきました。

サポーターの皆さんにも沢山試合のヒントをいただきました。

試合前の横断幕での強いメッセージ、どの相手選手に対してブーイングが大きかったか、どの選手のチャントが多く歌われたか、試合後のサポーターの反応、拍手なのかブーイングなのか

それは試合の雰囲気や緊張感を作るものであり、期待度、位置付けや意味合いを教えてくれたり、試合の評価そのものでもあり、
全てが試合の一部でした。
キックオフの前から試合は始まっていたんです。

これは実際にスタジアムに行き、見て聞いて感じないと気づけなかったことです。

チームの応援歌や選手のチャントも沢山覚え、いくたびに楽しみが増えていきました。

今でも忘れられないのが、初めてボールを持っている選手以外の動きがすごい!これだ!!と感じた時の急に世界が開けたような快感です。

それからしばらくして、私はサッカーにまだ興味がない友達に、「サッカーって楽しいのゴールの瞬間だけじゃない?」と言われたことがあり、とても悔しいと感じることがありました。

それ以来、私がえりすぐりのプレーを選ぶ「ゆりすぐり」のコーナーでは、
ゴールはもちろんのこと、ハイライトにはのらないようなそれ以外のところにもなるべく焦点を当てようという想いで、プレーを選ぶように心がけるようになりました。

完全に私の独断と偏見で選んでいたコーナーなので、いつもこれでいいのか?という不安があったのですが、
スタジアムなどでサポーターにゆりすぐりよかったよ!と声をかけていただけたときは本当に嬉しく思いました。

全国各地に取材に行かせてもらいましたが、それぞれの地域のキャラクターがあり、毎回そのスタジアムの雰囲気の違いを感じるのも楽しみの一つでした。

誰かを応援することは自分の力がみなぎる、強くなれる。誇りに思えるものがあると自信がもてる。
サポーターを見ているとそんな力強さを感じます。

サッカーは地域の隣人同士をつなぎ、自分の住んでいる街の良さを改めて知る機会、また知ってもらう機会を作ってくれる存在でもあると実感しました。
私はサッカーを通して全国のその地域自体の特色を知ることができました。


私の目標はJリーグに沢山のサポーターが毎回いっぱいに入ることです。

その目標はこれからも変わらないので、いちJリーグファンとして影ながら応援させていただきます。
もちろんスタジアムにもいくので、もし見かけたら声をかけてください!サッカー話しましょう!


そして最後に、サッカーに出会わせてくれたこのJリーグタイムと、オフサイドなどのルールから教えてくださったアナウンサーの皆様、戦術やメンタルの部分を選手目線で初心者の私にもわかりやすく教えてくださった解説者の皆様、サッカーをサポーター目線でどう楽しむか語ってくれたスタッフの皆様、ありがとうございました。

この番組は、サッカーを本当に愛する方々によって愛情をこめられて作られています。
これからもJリーグタイムをよろしくお願いします!


Jリーグに関わる全ての皆様、本当に本当にありがとうございました!

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リボン伊藤友里キャンディー