農林役員会で加工食品の輸出促進に向けた政策提言(案)、令和4年度概算要求(主要事項)、米先物取引について説明を受け意見交換しました。
私は輸出促進に関しては海外食品市場の需要動向を総括的に一生産者が把握するのは無理なので農水省と外務省でグローバルな食品市場の需要状況、それぞれの地域の嗜好やマーケットの特徴を調査し、そこからマーケットインの発想で日本の農水産物加工の輸出戦略を考え、それぞれの産地にその結果を還元して具体的な戦術を進めるべきだと主張しました。
令和4年度概算要求に関しては今年の主食用米の需給ギャップの状況から見て水田活用の直接支払金等による需要に応じた生産の推進に必要な額を獲得することが極めて重要であると述べました。
また5兆円の輸出目標の実現のためには海外での輸出支援体制の強化、戦略的なマーケィング活動の強化に必要な予算額を獲得すること、これからの農業人材を考えた場合、耕作技術だけでなくマーケティングや気象等の幅広の情報処理技術をもった農業情報学を含めた研修やAIの農業分野での活用が必要であることを主張しました。