【雇用問題調査会】

雇用情勢について厚生労働省から、製造業の情勢について経済産業省から、最近の経済・雇用情勢と今後の見通しについてニッセイ基礎研究所経済研究部の斎藤経済調査部長から説明と講演があり質疑応答となりました。

足下の雇用情勢は求人が増加に転じていますが求職者も増加しており東京都や大阪などでは有効求人倍率が1倍を下回る等厳しさが続いています。

製造業では自動車が8月で依然-16%です。ニッセイの講演では経済停止が労働市場に大きく影響しているとしています。新型コロナウイルスの影響の大きい宿泊業、飲食業、娯楽業で就業者減少、求職者の増加が顕著です。

私は今年の労働移動は去年に比べどのように違うのか、またそれに必要なリカレント教育、職業訓練、企業内職業訓練等に対する現行の支援措置は十分なのか、コロナ後の産業構造転換を見据えた時代の要請にマッチしているのかを質問しました。
残念ながら十分な回答を得られなかったので役所にはしっかりしたデータを出すように要請しました。
その上でエビデンスに基づく政治主導の分野横断的な総合的な政策形成を早急にする必要があります。

コロナ後の日本をコロナ前より良いものにしなくてはなりません。