河野大臣がイージス・アショアの山口県・秋田県への配備を中止した件について自民党国防部会・安全保障調査会で説明し謝罪しました。まず今回の決定に至った経過について報告しました。ブースターが演習場敷地内、海上以外に落下する可能性を排除できないことが判明したこと、それを防ぐにはソフトの改修だけでは不十分なこと、ハードを含む再改修には10年の歳月と2200億円のコストがかかり、更に再改修した場合、迎撃可能の範囲が狭くなり合理的でないこと、昨日の国家安全保障会議で計画の撤回が決定されたことなどです。苦渋の決断だったと思います。日本がミサイルで攻撃される脅威は無くなっていません。むしろ核弾頭を含むミサイルの脅威は高まっています。政府は日本国民を守るため実現可能な代替案を早急に検討し実施する必要があります。

 

伊藤信太郎