こんにちは
雨、そして台風の週末になってしまいました
台風はかなり大型で、進路を見るとほぼ上陸は間違いないようですね
先ほどネットのニュースを見たら、伊勢湾台風の時と気圧配置が酷似している?とか
高潮の影響もあるかもしれないので、太平洋側の沿岸部の方々はくれぐれも気をつけて下さいね
準備と早めの避難をお願いします
さて、昨日は「伊藤聡子と新潟の経営者」の収録でした。
お一人目は 角上魚類ホールディングス株式会社 代表取締役社長 柳下 浩三さんです
角上魚類は新潟・寺泊に本社を置く鮮魚専門店で、
東京からバスがやってくる寺泊のアメ横、市場通りに、最初にお店を出した中核の企業
今や信越、関東、東京に22店舗を展開し、売り上げは300億円を超えています。
元々は江戸時代から続く網元、卸問屋だったのですが、
1970年代のスーパーマーケットの台頭により、
鮮魚店への卸売り高が徐々に低下。
もう廃業するしかない…という状況で跡を継いだ柳下社長が、
市場で仕入れた商品を消費者に直接販売する小売業に進出。
独自の仕入れ 、直販システムを構築し、
お魚の消費量が減る中で着々と業績を伸ばしてきました
ちなみに柳下さんはアイデアマンでもいらっしゃって、
昔は木箱だったお魚の箱を発泡スチロールにしたのは、実は柳下さんが一番最初。
冷蔵庫の修理を見たときに、断熱材に発砲スチロールを使っているのを知り、それで箱を作ってもらったら、
築地で、「なんで魚やイカがこんなに新鮮なんだ」と、角上魚類に注文が殺到したそうです。
その後みんなが真似して、今や当たり前になっている発泡スチロール箱。
柳下さんはまさにお魚の流通革命を起こしたと言っても過言ではないですよね
特許の申請は?というと、
箱のサイズが違うものを出したら、また別の発明扱いになってしまうと言われて、断念したそうです
「でも、それで良かったと思ってます。
それでお金が入ってきたら、肝心の魚ではこんなに頑張らなかったと思いますから」
と、笑顔で答えてくれました
私もたまに寺泊に行くのですが、
角上魚類の品揃えと新鮮さと安さは、行くたびにテンション上がります
お店の方々も元気いっぱいで親切で、お魚のこと、調理法など色んなこと教えてくれますしね
角上魚類の社訓を柳下社長にお聞きしました
「買う心 同じ心で 売る心」
心でまとめたので、社訓ではなく「社心」と呼んでいるようです。
これを浸透するために5つの行動指針を決めているんだそうです。
① 挨拶は大きな声で心をこめて。
お客さんにも取引先にも、社員同士も。
② お客様から尋ねられたら即座に答える
③ お客様の要望にはまず「はい」と言う。
気持ちよく対応し、できない時はその訳を示してお詫びする。
④ リピーターの名前は覚えて、名前で挨拶する。
⑤ クレームには決して言い訳や反省をしない。
お詫びから入って、気づきを与えてくれたことに感謝する。
連絡先がわかれば、伺ってお詫びし、原因を調査しつお伝えする。
なるほど〜
どんな人でも業種でも、ここから学ぶ点がたくさんありますね〜
(つづく)
さて、私は今日はこちらに行っておりました。
わかるかな〜