こんばんは
雨の週明けとなってしまいましたね
朝出かける時にはかなりしっかり降っていたので、
せっかくセットした髪は
駅に着く頃にはボサボサのぺったんこになっていました
ま、こんな日もありますね
さて、今日は「伊藤聡子と新潟の経営者」の収録でした。
お一人目は 日生不動産株式会社 代表取締役社長
内藤 博さんです。
新潟駅の南口に降りたことがある方はわかると思うのですが、
以前の南口は「裏」といういかにもさびれた雰囲気でしたよね?
でも現在はLEXNという 商業・ビジネス・暮らし(マンション)を兼ね備えた複合施設ができていて、かなりおしゃれで賑わいのある地域に生まれ変わっています
この再開発を手がけたのが、日生不動産で、
各地のショッピングセンターの開発、テナント誘致なども手がけています。
創業24年。
高校卒業後にJAに就職し、農機具の販売をしていた内藤さんでしたが、
3年後にセレモニー事業の部署への異動を命じられたことがイヤで退職。
3ヶ月後、職業安定所でたまたま紹介されたのが不動産会社だったことからこの業界に入ったという異色の経歴の持ち主です
そこから不動産のいろはを学び、35歳の時に独立。
バブルがはじけた後のことでした。
あの頃姿を消していった不動産会社が沢山ある中で不安はなかったのかお聞きすると、
「バブルは本来の不動産業とは違うものだったから、普通の不動産会社を地道にやれば大丈夫だという確信がありました。
ただ、景気に左右される業種ではあるので、建設だけではなく、賃貸、ビル管理、投資...様々なポートフォリオでリスク回避できる会社にしたいと思いました。」
確かにそのおかげで、日生不動産はピンチも強気で乗り切っています。
駅南口のLEXN建設中に、なんとリーマンショックが
不動産の値下げ合戦が繰り広げられる中で、
LEXNは値下げには一切応じなかったそうです。
立地と設備、グレードに絶対の自信を持っていたからでした。
結果、1年後、マンションは完売。
テナントは常に空きがない状態で現在に至っているそうです。
他のショッピングセンターも、17年間一切テナントの入れ替わりがない所もあるそうで、
それはひとえに住む人、利用する人の立場に立って、どんなテナントが必要か、喜ばれるか、真剣に向き合って厳選しているからに他なりません。
内藤さんは今後さらに高齢化社会を見据えて、より便利で楽しめる街づくりを目指しているそうです
お二人目は、
山津水産株式会社 代表取締役社長
佐藤 雅樹さんです。
山津水産は水産大卸。
関連会社でグループを形成し、卸、冷蔵、加工、配送、独自の流通システムで業界では屈指の業績を上げています。
佐藤さんは大学卒業後日本水産に入社しました。
お話を聞いてビックリしたのは、
貿易部に配属後すぐにアラスカ勤務を命じられ、
カタコトの英語を駆使しながら現地の人と一緒に生活しながら船に乗ったり加工品を生産させたりしたのだそうです
新人をいきなりスゴいところに放り込むんですね
またこんなエピソードも。
漁師から魚を買い付ける際に、どうしても等級分けをして値段をつけざるを得ない...。
それに納得いかない大男の漁師から、ライフルを突きつけられたこともあったとか
穏やかな雰囲気の佐藤さんですが、様々な修羅場をくぐり抜けてきています
その後も海外を転々と買い付けに走ったり、財務、人事なども経験したのち、
55歳の時に山津水産に入社し、翌年に社長に就任。
今年で6年になります。
世界的な人口増、乱獲、温暖化...
海の環境が変わる中で山津水産が力を入れているのが「養殖事業」。
陸の淡水で稚魚を育て、佐渡の綺麗な海で成長させて出荷する「佐渡サーモン」のブランド化に取り組んでいます。
最先端のシステムでの養殖で、海を汚さない工夫も凝らされているそうですが、
養殖鮭の最大の利点は虫がつかないこと。
お刺身として鮭を食べられる安全性は大きな付加価値であり、強みになりますね
佐渡サーモンを新潟の味噌や酒粕で漬けたこんな商品も。
お土産に頂いてきました美味しそう
また、日本における魚の消費量が減ってきていることから、山津水産では社員に「お魚マイスター」の資格を取得させ、
幼稚園、小、中学校で出前授業を行って魚食文化の魅力を伝えています
お二人とも、これからの課題に使命感を持って挑戦をしている経営者の方でした
(放送後、ポッドキャストでもお聞き頂けます)
収録後、割烹「秋やま」にて会食
どこで買えるんだろう??
探したくなりました
お水を頼んだら、なんと麒麟山の仕込み水が出てきました!