先の見えない豊洲問題

こんにちは

台風が去ったのに、どんよりしたお天気ですね

さて、連日色んな事が出てくる豊洲問題ですが、

着地が見えないですね…

昨日になって、溜まっていた水からシアン化化合物が検出されたと都議会公明党が発表しました。

これは、どうやら基準うんぬんの話ではなく、
出てはいけないものが出てしまった、ということらしいんです

そして、

環境調査に関しては、移転完了後の11月の地下水の検査で終了となっていたところ、
小池知事の元で、その検査結果は最低限待つべきということで移転延期になったわけですが、

そもそも地下空間を前提にしたアセスを行っていないので、これまでの検査結果自体が見直されて、調査はやり直しになるのでしょう。

となると…

移転延期はいつまで延びるのか、見当がつかなくなってきました

今日はひるおび！に、石原知事時代の青山元副知事がいらっしゃっていたので、私もかなりしつこく聞いてしまったんですけど、

そもそも、東京ガスの跡地を買うにあたって、「東京ガスがきれいに土壌汚染対策をして引き渡す」という契約なわけです。

なのに、土壌汚染が完了しましたよ、と引き渡された土地から、環境基準の43000倍のベンゼンが出てきたら、

普通その時点で「どういうことだ！」と激怒りして、契約破棄、
あるいは、東京ガスに「きれいになるまでもう一度やり直せ！」と言うのが筋ですよね？

なぜ何百億円もかけて、その対応を都がやることになったのか、全くわからないです

私が自分の家を建てようとしている土地でこんなことがわかったら、猛抗議です

お金を払っていたら絶対返してもらいます

青山さんも、それは今後の豊洲問題の専門家会議の議論の対象になるだろうとおっしゃってましたが、

都民の莫大なお金を使うことに対して、あまりに緊張感がないことに驚きを感じてしまいますね

今日の話を聞いていても、地下空間を作ってしまう工事契約書(正式には、建物の下以外は盛り土をする、というもの)も、

課長クラスで300億円規模の工事の印が押されて、市場長はしっかり内容を確認せずに印鑑が押されて、GOですもんね…

体質…の一言では片付けられない問題だと思います。

でも、以前も書きましたが、本当に移転する前に発覚して良かったと思うしかないですね

移転準備を進めていた卸業者、仲卸業者の方々の気持ちを思うと気の毒過ぎますし、怒りもわいてきますが、

営業してから発覚していたら、築地も壊されて行き場がなく、今以上の損失になっていたことは間違いないのですから。

現在のところ、都議会最大会派の自民党都連からは、あの地下の水の問題を含めて調査報告がないのが不思議なのですが…

来週から都議会が始まりますから、どんな議論が交わされるのか注目したいと思います