こんばんは星

明日は「ドデスカ!」で、名古屋に到着しました。

夜はかなり涼しくなってきましたね。



さて、「線状降水帯」は東日本各地に大きな被害をもたらしました。

こういう雲が長く居座りそうだという予報は出ていたけれど、

台風が過ぎた後に、まさかここまでの雨が降るとは…ほとんどの方が予測できなかったのではないでしょうか。

私は昨日の午後、島原から熊本に向かうフェリーの中で、常総市の鬼怒川決壊の様子をライブで見ていました。

ちょうど電信柱に捕まっていた男性が写し出されながら、家の中にいる人をヘリで救助しているところでした。

固唾をのんで見守っていたフェリーの乗客の方々も私も、「おじさん、流されちゃうよ!先に助けた方がいいんじゃないの!」と言っていたのですが、

結局その家は10分後くらいに流されてしまいましたので、
いかに救助に当たった方々が、あの緊迫の場面で正しい判断ができるプロフェッショナルだったかということがわかりました。

本当に頭が下がります。


しかし、一夜明けて湖のような光景を見るにつけ、こんな降水は異常としか言いようがありません。

今までの感覚、常識をリセットして、気候が変わっていることを意識して対応しなければならないのだと切実に感じました。

気象庁でさえ、ここまで降るとは思っていなかったと発表していますから、これからはますます個人で色んな想定をしながら、自主的に早めに行動することが必要なのかもしれません。


そして、一方で過去の教訓にも敏感になること。

これは、仙台での「世界防災会議」で、私はかなり納得してしまったんですが、昔の建造物、街道などの位置や地名には必ず意味があるということなんですね。

「鬼怒川」…鬼が怒る川って、考えたらかなり意味がありそうです。

かなり厳重な護岸対策が必要な川だったのかもしれません…。


行方不明の方、今も救助を待っている方、家を失って途方に暮れている方、沢山の方々が辛い状況にあります。

心からお見舞いを申し上げるとともに、どうか気持ちを強く持ってがんばって頂きたいと思います。




実は私が昨日訪れた島原も、雲仙普賢岳の噴火で火砕流に飲み込まれ、脆弱になった山からの土石流に苦しんだ場所でした。

防災をどうとらえて、どう向き合ってきたのか、また報告させて頂きますね。