おはようございます。



水戸に向かう電車の中ですが…抜けるような青空を見ながら、悲しい気持ちになっています。

今朝、イスラム国から後藤健二さんが殺害されたと見られる動画が出されてしまいました。

なんとか後藤さんに生きて帰ってきてほしいと願っていたので、とてもショックです。



気持ちが伝わらないって、本当に悲しいことですね。

世界は広くて、様々な価値観があって、理解できない部分は沢山あるかもしれないけれど、

でも、同じ人間なんだから、どこかに必ず共感できる部分もあるはずだ、と信じたかった
…。

特に後藤さんは、戦争によって犠牲になる弱者の立場に立って伝えたり支援したりされてきた方ですから、その活動をちゃんと知ってもらえば決して殺害する対象ではないとわかってもらえるんじゃないかと。


でも、ある意味マインドコントロール下にあるような人達ですから、そんな普通の思考ができない状況なのでしょうね。


人は善の部分も沢山もっているけれど、一度集団で恐ろしい道に突き進むと、どんなにいい人でもどこまでも残虐になれる怖さ、弱さもある。

何度となくそんな歴史を繰り返しながら、それを止めることができない悲しい生き物なんですね。


ビデオの中でイスラム国は、日本人に対してこれからどこにいてもターゲットにするというようなことを言っています。

脅しではなく、彼らなりに本気だと思います。

一体どうすればいいのでしょう。


断固戦う!とひたすら強硬な姿勢を示すことが、果たして正しいのでしょうか。

イスラム国を突き動かしているのは「憎しみ」です。
それが何かを考え、増幅させないことが安全保障の第一歩なのではないでしょうか。


さらに、日本版NSCって、何だったのでしょう?

世界はもはや単純ではないので、大事なことは日本独自のチャンネルとパイプを持って危機に対応できる体制をつくることなのではないでしょうか?


決して簡単なことではありませんが、どうやったらこれ以上、殺し殺され憎しみ合うというバカなことを食い止められるかを、政府も国民も必死に考えないといけないということだと思います。



後藤健二さんのご冥福を心よりお祈りします。