こんにちは雪の結晶

昨日の暖かさから一転、風が冷たく寒い1日になりました。


さて、イスラム国から後藤さんの新たな画像と催促が突きつけられました。

しかも24時間という時間の区切りが真実だとすると、あと数時間でその時間が来てしまいます…。

ヨルダンを攻略したいがためのカードに日本人の後藤さんを利用するとは、本当に怒りがこみ上げてきますが、

同時に、彼らは悔しいぐらい狡猾で手強い相手だと実感させられます。


シリアに隣接するヨルダンは、イスラム国にとっては拡大の足掛かりとして、どうしても欲しい地域でしょう。

ヨルダンもそれをわかっているから、必死に阻止しようと欧米とともに空爆に参加しているのだと思います。

今回イスラム国は、後藤さんと女性の死刑囚の交換をしないとヨルダン人パイロットを殺害すると言ってきました。

アメリカはずっと「死刑囚との交換はありえない!」とヨルダンにも日本にも釘を刺しています。

しかし、もし、パイロットが殺害されたなら、ヨルダン国内の世論はかなり反政府、反欧米に傾くでしょう。

今も彼を助けるように政府に要求するデモが起きていますので…。


欧米にとってもヨルダンはイスラム国攻撃の拠点でしょうから、ここがグラグラしたり、あるいはイスラム国に寝返る人が出てきたりするようになるのはとても困るはず。

ですから、敵を揺さぶり、分断するためのカードとしては、悔しいですが、強いものを持っているということだと思います。

なので、後藤さんより「パイロットの命の期限はもっと短い」と言っているのは、殺害したらよりヨルダンのぐらつきを勝ち取れると考えているからなのかもしれません。


では後藤さんはどうなのでしょう?

最初の要求はお金でしたよね。
そして何より日本と交渉し、揺さぶっているというアピールは、国内外にそれなりの効果があると思っているのではないでしょうか?

そうだとすると、そんなに簡単に命を奪うことをするでしょうか?

どうしても助かって欲しい私の希望も入っていますが、まだ時間があるのではないでしょうか?

だから、あきらめないで全力で交渉に当たって欲しいのです。



また一方で、私が懸念してしまうのは、これからはイスラム国に近づくのはもちろんですが、イスラム国以外の場所でも、日本人が人質として連れ去られることも想定しなきゃいけないのではないか…ということです。

「日本人はおいしい」と思わせないためにも身代金は簡単に払えないわけですが、
私たちの想定を越えることを平気でする人達ですから、もっと私たち日本も、テロを含めて標的になっていることを自覚すべきなのだと思います。


とにかく、今は後藤健二さんの無事を心から祈ります!









おまけ:
今日の衣装は、Mz garage のワンピースとカシュクールセーターでした。