自給率の把握

おはようございます

名古屋は少し雲の多いお天気です。

今日は午後から滋賀に講演に行くので、ドデスカ！終わりで一旦ホテルに戻って時間調整しています。

朝ごはんを食べながら中日新聞を読んでいたら、食料自給率のことが書かれていました。

日本の食料自給率はずっと39％前後。これを、小麦を国内で増産して、2020年度には50％に引き上げる、というのが農水省の目標となっています。

でも、この目標を達成するために、現段階の制度では小麦の増産のために年間420億円～790億円の補助金が必要になるので、国民負担が大きいとして、財務省が目標引き下げを要求しているというのです。

補助金に頼る農業で本当に解決できるのか？
もっと構造的に変えていかないと、食料の問題は解決できないのでは？

という点は、かねてから指摘されていますね。

確かに今後の食料問題を考える上で、自給率は高めないといけないのですが、正しく現状を把握した上で対策を練るのも大事なこと。

今の食料自給率はカロリーベース。
生きるのに必要な栄養価が基準なので、ほとんどが国産の果物や野菜などは、カロリーが低いので貢献度も低くなってしまいます

さらに巨大な食品ロスの問題

記事によると、まだ食べられるのに廃棄される食品の量は米の生産量に匹敵するとのことです

こういう問題も考えながら、実際に輸入がストップした際にどれくらい国内で賄えるのか、という実質的な数値をきめ細かく把握した方がいいと思いますし、

もはや補助金で全て解決できる問題ではないと思いますから、基本的には農業を産業として成り立たせ、就農人口を増やすことに政策の重点を移す方が良いのではないでしょうか…。

おまけ①

今日のドデスカ！の衣装も HANAE MORI のワンピースです