こんにちは。

東京は突然の雨で、しばらく雨宿りしてようやく新幹線に乗りましたあせる


さて、先日車の定期点検でTOYOTAに行ったら、担当の方が、「今年の冬に出ますよ~音譜」と、パンフレットをくれました。

そう!燃料電池車、いわゆる水素自動車です。



こういうデザインなんだ~目

大きさとしてはプリウスより幅広で、クラウンに近いそうです。

色も何種類か出る予定とのこと。

気になる値段は…補助金で400万円くらいにはなるとのことですが、値段よりも問題は水素ステーションビックリマーク

東京、神奈川、愛知には重点的に作ろうとしているようですが、やはり全国に広がらないと購入はちょっと難しいかな…汗

私の車検は来年7月。

うーん、それまでに全国にできるかなぁ。
やはりもう1回プリちゃんでしょうか…ガーン



ただ、今後は他社も含めて一気に水素自動車が来ますから、これからは水素をいかに確保するかが日本の課題になってきます。


水素自動車は水しか排出しないエコカーではありますが、

水素をどうやって作るかとなると、天然ガスや石油(ガソリン、灯油、ナフサ)から水素を取り出す方法が、今のところ短時間に、大量に、低コストで製造できるんですね。

なので、結局枯渇していく化石燃料を使い、製造過程では二酸化炭素も排出してしまう、というものになっているんです汗


この問題を解決しようと、エコでクリーンな水素製造法を研究しているのが、新潟大学の児玉竜也教授です。

先日お話をお聞きしてきました。



どんな方法なのかというと、

太陽光を沢山の反射鏡で集めて1400℃の高温状態にし、この太陽熱で水を分解して水素を製造するのです。

化石燃料は一切なし。

児玉教授は反応性セラミックによって2段階の水分解サイクルというのを開発し、特許を取得。

この方法が最も高効率で水素を製造でき、現在欧米が開発しているソーラー水熱分解器の多くに採用されているんです。

ちなみにこちらはスペインの太陽集光システムです。↓


周りに配置されている反射鏡で、中央の一点に熱を集めるんですね目


新潟大学ではさらに温度が1500℃以上になるビームダウンシステムを開発。
太陽光の豊富な宮崎大学に設置し、性能実験を進めます。


では、課題ははてなマーク


この水素製造法は、サンベルトと呼ばれる太陽がさんさんと降り注ぐ赤道近くで行われるもので、日本にはタンカーなどで運んで来るような形になります。

そうすると輸送でCO2排出と燃料が使われることにはなります。
が、その量は製造段階でのものよりはるかに少ないことは確かです。


また、化石燃料から製造するより安く水素を作るためには、規模をなるべく大きくする必要があり、それには初期投資がかなりかかることになってしまいます汗

ただ、日本企業も続々と水素獲得に乗り出しているので、長い目で見て共同で出資するような形で実現できるのではないでしょうか。


クリーンなエネルギーの確保は世界にとっても日本にとっても大きな課題です。

地方の大学から未来を担う革命的な技術が生み出されていることを、もっと経済界に知っていただき、是非日本の競争力につなげてほしいと思いました。




おまけ:

今日の衣装は HANAE MORI Alma en Rose のカットソーとスカートでした音譜
お揃いなのでワンピースにも見えますし、別々でも重宝しそうですニコニコ
茶色とブルーの組み合わせがおしゃれですね音譜