こんにちはI

関東地方は今日も暑さが続いています汗

暑いので、今日はノースリーブにひひ
二の腕なんか気にしていられませんわぶーぶー

衣装は talbot のブラウスとスカートでした音譜





さて、STAP細胞論文の共著者である笹井芳樹副センター長が亡くなった件。

再生医療分野を引っ張ってきて、これからもその役割を期待されていた人が、なぜ死を選んでしまったのか…。

非常に残念であると同時に、エリート中のエリートである笹井さんが追い求めたものは何だったんだろう…と、考えてしまいました。


なんでこんなことを思ったかというと、

実は、昨日新潟で、NSGグループ代表で、アルビレックス新潟会長の池田弘さんにお話をお聞きしたからなんです。

池田さんが5月に出されたこちらの本。



魅力的なタイトルですねニコニコ

新潟で最も古い神社の跡継ぎとして生まれ、宮司とともに学習塾を立ち上げたところから実業家としてのスタートを切った池田さん。

今や30以上の専門学校、大学、大学院大学といった教育事業にとどまらず、医療、介護、商社、IT…
様々な領域でビジネスを創出し、

さらにアルビレックス新潟を日本一の観客動員数を誇る人気チームに育てあげ、さらにまだまだ様々な挑戦を続けています。


そんな池田さんから語られる「かなえる力」は、非常に説得力がありました。

詳しくはまた放送のタイミングでご紹介しようと思いますが、

タイトルにもあるように、池田さんを突き動かしてきたのはただひとつなんです。

地域を元気にして、地域の人にこの地で幸せに暮らしてほしい!という、「志」です。

それは、そもそも「神主」という地域の人の幸せをお祈りする立場に生まれたことが原点なのかもしれませんが、

人のため、世の中のため、という大きな志があれば、どんなことがあってもブレないし、
例え大きな壁にぶつかったり、失敗したりするようなことがあっても、それで終わりだなどとは考えない。

夢をかなえるための過程なんだと思えるものだ、とおっしゃるのです。

そして、道は決して一つじゃない。
志があれば、夢を違う形で実現する方法も冷静に考えられるのだと。



このお話に基づいて、笹井さんのことを考えてしまったんです。

笹井さんという方は、おそらく、志を持ってがんばってきた方だと思うんですよ。

病気で困っている人の助けになりたい。

若手が研究に打ち込めて、発表できる土壌を作りたい。

神戸の復興のためにも、この地を最先端科学の集積地にしたい…。


でも、いい意味でも悪い意味でも競争の激しい研究の世界の中で、成果を早く出すことが目標になってしまった瞬間があったのかもしれません。

優秀で冷静な科学者でありながら、あの不備だらけのSTAP論文をサポートして発表することになったのは、タイミング的には、 ご自身が色んな賞を受賞され、しかし、一番近いと言われていたノーベル賞は、iPS細胞という逆転ホームランで山中教授が受賞することになった…その後だったのです。


笹井さんにとって、おそらく、これが人生初の失敗だったと言われています。

しかも、それまでの数々の功績まで台無しにされてしまうような攻撃を受けることになってしまった…。

エリートであればあるほど、その傷は深く、立ち直ることは難しかったのかもしれません。


でも、もう一度ゼロに戻って「志」と向き合うことを選択できていたなら、きっと新しい科学者としての道はあったはずだと思うんです。

とても残念でなりませんし、その損失は大きすぎます。


小保方さんのショックも…察して余りあるものがあります。

自分のせいで優秀な科学者を死なせてしまった…と、自分を攻め続けているでしょう。

でも、STAP細胞を再現してほしい、という笹井さんの遺志を受け止めて、結果はどうあれ、全力でがんばってほしいです。

小保方さんだって、志があれば、きっと次の道は開けると思いますから。