こんばんは
今日は衝撃写真を
私の生まれ故郷、新潟県糸魚川市の能生海岸に、
なんとダイオウイカが打ち上げられました
糸魚川在住の中村 実さんが昨日の朝に撮影したものです
この冬、佐渡を中心に新潟県で何体か上がっているダイオウイカ。
ニュース映像で、すでに漁港に上げられた写真をご覧になった方も多いと思いますが、
こんな風に波打ち際に漂うダイオウイカの写真、珍しいですよね
で、でかい
そして…目が怖い
こっちを見てる
中村さん、食べてみようと思ったそうですが(笑)、
上越水族館の人たちが来て持っていったそうです。
食べたらまずいよと、ダイオウイカの窪寺さんはおっしゃっていましたよ~
それにしても、今年新潟を中心に日本海側で深海のダイオウイカが揚がってしまうのは、一体何なのでしょうね
新潟に限って言えば、佐渡、柏崎、そして糸魚川で発見されています。
で、
ブログを読んでいただいている方にはおなじみですが、
ジオパーク大使でちょっと地質オタクの私として気になるのは、
発見されている海域が、偶然かもしれませんが、フォッサマグナの海域であることなんです。
フォッサマグナを簡単に説明しますと、
日本列島のを横切る大きな溝で、
このように、西の淵が糸魚川ー静岡構造線、
東の淵が、新発田ー小出構造線と柏崎ー千葉構造線にはさまれた緑の部分をさします。
そもそも日本列島は、ユーラシア大陸の東端にくっついていたものが
地殻変動で別れて、さらにパキンと折れて、海で分断されていました。
そこに火山活動などによって埋め立てられたのがフォッサマグナというわけです。
(かなり雑な説明ですが、ま、そんなところです。)
なので、茶色の部分は1~3億年前の古い岩石ですが、
緑のフォッサマグナは2000万年前より新しいものなんだそうで、その深さは6000メートルにも及ぶのだそうです。
で、
一昨年のニュースで、私がへぇ~と思っていたニュースがありまして、
それは、東日本大震災をきっかに日本列島は東へグンと動いたわけですが、
それによって、このフォッサマグナが異常に隆起しているというもの。(by NHKニュース)
このフォッサマグナから、佐渡を通ってぐるっと円を描くように函館、青森のあたりまで、
隆起を続けているということだったんですね。
もちろん、海底も含めてです。
なので、最初にダイオウイカが佐渡で発見されてからずっと、
もしかしたらその影響なのかなぁ~と思っていましたが、
佐渡、柏崎、そして糸魚川、と来たら・・・
ちょっと気になってしまうのです・・・。
深海が深海じゃなくなってたり???なんて・・・。
もちろん、今年は寒くて海水温が低いというのも指摘されていますから、
ホントのところはダイオウイカに聞いてみないとわかりませんが、
自然のサインであるような気はするので、今後も注意していきたいですね。
おまけ:
イカといえば…
昨日の仕事帰りに、ワインのおつまみに
名古屋駅でゲットしたこのカレー味のさきいか。
金沢のメーカーみたいですが、なかなかの珍味でした