こんにちは
今日は暖かくなりましたね~
長かった今年の冬もようやく終わりに近づいてきたでしょうか
さて、今日「ひるおび!」の新聞コーナーで、サッカー日本代表の柿谷曜一朗選手が、徳島新聞に自費でこのような広告を出したという話題がありました。
(写真 スポニチアネックスより)
あまりサッカーに詳しくない私は初めて知ったんですけど
現在24歳の柿谷選手は、19歳から2年半、J2の徳島で選手生活を過ごしていたんですね
16歳でセレッソ大阪とプロ契約を結んだ超エリートの柿谷さんでしたが、
練習では遅刻を繰り返し、チームでも居場所を失っていたんだそうです
サッカーでは一流でも、16歳といえばまだまだ子供。
ちょっと天狗になっちゃう気持もわからないでもないですね
そんな時に、かつて大阪で強化部長を務めたこともある徳島の強化部長の中田さんが、
そんな柿谷選手を徳島に呼び寄せたのだそうです。
その時の中田さんの言葉は・・・・
「1回地獄を見ろ!」
エリートコースから外されて、3年連続J2最下位の徳島に行くことは、
彼にとっては、きっともう「サッカー人生、終わったな・・・。」と思うほどの挫折だったことでしょう。
そして、住む家も、隙間風の入る築30年のボロアパート家賃1万5千円。
自費でもっといいところに住みたい!という柿谷選手の直訴も、中田さんは却下したそうです。
一見酷に見える待遇ですが、
この環境こそが、柿谷さんを人間として成長させました
我慢することを学び、遅刻することもなくなり、
何より、チームのことを考えるようになったそうです。
つまり、この挫折は、日本代表のエースになるためには必要な大切な道のりだったと言えるのです。
めげずに反骨精神でがんばった柿谷さんも素晴らしいですが、
柿谷さんを信じて、あえて崖から突き落とした中田さんという人もスゴイですね
人を育てるプロフェッショナルなのだと思います。
挫折や苦しみは、できることなら味わいたくないものです。
特にそのさなかにいるときは、「どうして自分がこんな目に合わなきゃならないんだろう・・・」と、天を恨んだりもします。
でも、長い人生振り返ってみれば、良かったことよりも挫折して苦しんだ日々の方が学ぶことが多いんですよね。
もしかしたら5年後かもしれないし、10年後かもしれない。
でも、あの苦悩の日々が、確実にその後の生きる力を養ってくれたと気付けるものです。
柿谷さんが、徳島新聞に自費で感謝広告を出したのも、
徳島での挫折があったからこそ今の自分があると、心の底から実感できているからでしょう。
そして、あえてW杯イヤーに出したのは、
その原点を思い起こすことで自らを奮い立たせているのかもしれません。
「若い時の苦労は買ってでもしろ!」と、おじいちゃんがよく言ってました。
「飛行機は向かい風があって飛べるんだよ」と、慰めてくれた人もいました。
その意味がウン十年たってようやくわかってきたパー子な私ですが、
これからも、柿谷さんのような気持ちで人生を見つめられる人でありたいなぁと思った記事だったのでした
おまけ:
今日の衣装は SCAPA のカットソーとスカートでした
このサーモンピンク色、きれいで大好きです~
春ですね~気持ちも上向きになります。
ベルギーのブランドです。素材も形も上品で素敵でした