こんにちは
大阪のホテルにチェックインしてテレビをつけたら、フィギアの総集編をやっていて、またまたもらい泣きをしている私です
いやぁ、今日は朝から泣きました
ショートでまさかの16位から挑んだ浅田真央ちゃんの完璧なフリーの演技
バンクーバーでの銀メダルの涙から、金メダルを目指して4年間この日のためすべてをかけてきたわけですよね
それがショートで力が出せず、16位・・・。
私だったらもう立ち直れなくて、フリーのことなんて考えられないかもしれない・・・
日本中が真央ちゃんの気持ちを思って、心が痛んだ1日だったのではないでしょうか?
そんな中、崖っぷちから魅せた完璧なフリーの演技
絶対にあきらめない!このままでは絶対に終わらせない!という、浅田真央という人の執念と底力を見せてもらいました。
納得の演技を終えてフィニッシュで思わずこぼれた涙は、
私を含めて15歳のころから真央ちゃんと一緒に歩んできた日本中のファンにとって、一番見たかった涙でした
だから、一緒に泣かせてもらいました
メダルには届かなかったかもしれないけど、確実に多くの人の記憶に残る名演技だったと思います。
真央ちゃんには本当にありがとうと言いたいです
しかしオリンピックというのは、毎回、いくつになって見ても、心に訴えかけられるものがあって、本当にやめられません(笑)。
終盤戦に来て、連日女性も大活躍していますね
スノーボード・パラレル大回転の竹内智香選手の銀メダル。
スキー・ハーフパイプの小野塚 彩那選手の銅メダル。
あの大舞台でのびのびと自分の力を出し切れる強さに、本当に感動しました
さらに驚くのは、2人とも決して恵まれた環境の中で競技を続けてきたわけではないことです。
どちらもそんなに日本では馴染みがなかったり、新種目だったりするので、
他の有名な競技と違って強化体制が組まれているわけでもない・・・・。
そんな中、竹内さんは夏場は旅館で仲居さんのバイトをし、
小野塚さんもバイトをしたり、寄付をしてもらいながら、自らの生活はギリギリに切り詰めて海外遠征の費用を捻出していたのですね。
若い女性なのですから、他にも楽しいことがいっぱいある時期のはず。
なのに、色んなことを捨ててここまでストイックに競技に打ち込んできた姿勢には、本当に頭が下がります。
カーリング日本代表は、小笠原選手が美穂マネちゃんのお姉ちゃんということもあって私も特別な思いで見ていました。
一度は競技を離れて、女性として結婚、出産を経て、
世間はもうオリンピックは卒業したんだろうという目で見ていたことでしょう。
ご本人も、もしかしたら、もう復帰できないかも・・・と頭をよぎる瞬間だってあったでしょう。
でも、ずーっと夢を持ち続けて、見事にこの舞台に帰ってきました。
これを成し遂げるためにいったいどれだけの苦労と努力があったことか・・・。
妻としてお母さんとして、そばにいられないことに苦しんだこともたくさんあったはずですから。
でも家族・親戚みんなでサポートしてくれたのは、きっと小笠原選手の夢にかける思いの強さが本物だったからだと思うんです。
世界の強豪にも劣らない見事な勝負で過去最高の5位になったことは、こうしていろんな人生の壁を乗り越えてきたからこその強さだと感じました。
自らの夢のために、突き進むことができるって・・・・
言葉で言うのは簡単だけれど、本当はとても難しいことですよね。
たいていは、夢か生活かの選択の中で、現実として生活を選び、
いろんなことに言い訳しながら人生を過ごしていってしまいがちです。
ま、それが決して悪いわけではないし、普通に生きて暮らしていけることは、それだけで十分感謝すべき幸せなんですけどね。
でも、こんな風に自分の夢に向かってただただ一途に努力してきた人たちに会うと、
違う次元の幸せがそこにはあるし、そうして命を燃やしていることが感慨深く、妙に考えさせられたりもします。
ここまでのことはできないかもしれないけど、
仕事でも、家族でも、趣味でも、友達でも・・何かに対してもっと「全力」で当たることが、あってもいいのではないかと。
私は仕事柄、素晴らしい経営者の方やまちづくりのリーダーの方にお会いする機会も多いのですが、
共通するのはやっぱり、「夢」「全力」「あきらめない心」なんですね。
特別なことをしようとしているのではなく、夢中になって何かに取り組む生きざまに人は動かされ、賛同し、それが大きな変化になっていくんだなぁと、最近つくづく感じさせられるものですから、
オリンピックという場で、人生をかけて頑張っている人たちの姿を見ると、非常に心が揺さぶられるんですね。
ということで、人生でオリンピックを見るのはこれで○○回目なわけで・・・
そろそろ、そこから学んだことを少しは私も生かしたいものです