こんばんは星


今日も暑かったですね~あせる

皆さん体調は大丈夫でしょうか?


この猛暑はまだまだ続きそうですから、ホントに気をつけていきましょうね晴れ



さて、日曜日は広島県の呉市に講演に行ってきました。


暑さ厳しい休日にもかかわらず、1500人を超える方々が足を運んで下さり、

真剣に話を聞いて下さいました。


ありがとうございましたラブラブ


地方は都市部よりも早く人口減少が深刻な現象として現れています。

でも、農業、エネルギー、環境・・・

これからの日本の課題を解決するようなビジネスは、

都市部より地域のポテンシャルがとても大きいのです。


是非未来に向けて頑張ってほしいと思いますニコニコ




さて、呉といえば、明治以降軍港として栄え、

第二次大戦中は帝国海軍の拠点にもなっていた地です。


この呉の地でたくさんの軍艦や潜水艦が作られ、

戦うために世界の海へ出航していきました。


その代表となるのが、戦艦大和。


当時の技術の粋を集め、桁外れの大きさと装備を誇った世界一の軍艦でした。


「大和ミュージアム」には、戦艦大和を1/10に忠実に再現したものが

展示されています。


短い時間でしたが、帰りに見学させてもらいましたビックリマーク


私の左隣の方が、この大和を作られた山本造船所の山本一洋社長です。


ちなみに、若い美穂マネちゃんは

アニメ、宇宙戦艦ヤマトのミュージアムだと思っていました.・・・。


ま、しょうがないですよね・・・。


私も最初は宇宙戦艦ヤマトが先で、後で大和という軍艦の存在を知りましたからガーン



船の先端に菊の御紋が付いているのがわかりますか?

再現とはいえ、なかなか付けることが許されないこの菊の紋章ですが、


大和の再現模型には特別に付けることが許可されたそうです。


いかに、この大和が当時の日本人の誇りで、

厳しい戦時中にあって精神的な支柱になっていたか、

ということを象徴するエピソードですね。




船尾から見るとこうです。

本物を再現していますから、この金色に光るスクリューも相当高価なものなのだそうですよ目


大和はアメリカ軍の攻撃を受け、1945年4月7日に沈没。

現在は長崎県沖にこのような形で沈んでいるそうです。


もちろん、たくさんの人の御霊とともに・・・。

なので、引き上げには複雑な想いも交錯するので、実現はなかなか難しいそうです。




さて、 大和の他にも、呉で作られていた潜水艦や飛行機なども展示されているのですが、


私が一番衝撃を受けたのは、「回天」というこの小さな潜水艦です。


これは、終戦間際、戦局が苦しくなる中で開発された特攻潜水艦。

前部に爆薬を積み、敵に体当たり攻撃する兵器で、「人間魚雷」とも呼ばれていますガーン

中は人ひとりがようやくしゃがめるスペースしかないそうです・・・。

私はこの存在は知った時にはとてもショックでしたが
ここで実物を見ることになるとは・・・・しょぼん


そして、ミュージアムでは、この回天に乗って出撃した若者の肉声が聞けるようになっているんです。

慶応大学を卒業した海軍予備学生の肉声で、
たぶん裕福な家だったのでしょう。
遺書を読みあげたものを、家族がレコードにしたものなのだそうです。

実際に聞くと、とても心に突き刺さります。

小さい頃に野原や学校で遊んだ想い出を語りながら、友達や家族に感謝の言葉を述べ、
自分は日本の未来のために、この命をささげるのだと言っていました。


言葉に出せない無念もたくさんあったでしょう。 
でも当時はそう思うことさえ否定された、信じられない時代だったのですね・・・。

戦争って、こんなことを普通に、
たくさんの人に強いてしてしまう狂気に陥ることなんだと、
あらためて実感させられます。

そして、それはそんなに昔のことじゃない・・・・。

だから、この青年のように、日本の未来のためにささげてくれたたくさんの命を活かすのだとしたら、
戦争になるようなことだけは、絶対に避けなければならない、ということですね。

もうすぐ終戦記念日です。

近隣の国からは、「日本は歴史を認識していない」と言われます。

認識の違い、解釈の違いはもちろんあると思いますから、そこは私も何とも言えません。


でも、肝心の昭和史、そして戦争の歴史を、教育の中であまりしてきていないのも事実だと思いますから、
こういう施設を通してでも、戦争のことをしっかり知ることは、とても重要だと思ったのでした。

是非皆さんも、訪れてみてください。

























Android携帯からの投稿