こんにちは晴れ



先週の「伊藤聡子と新潟の経営者」


株式会社バイオテックジャパン 代表取締役社長 江川清貞さんでした。



バイオテックジャパンは、植物性乳酸菌のパイオニアとして、様々な商品を開発している会社です。

乳酸菌というと、ヨーグルトなどを思い浮かべますが、

実はこれは動物性の乳酸菌。



植物性乳酸菌というのは、


日本古来の漬物や味噌、醤油、甘酒といった醗酵食品、
またキムチやザーサイなどに存在するものなんですね。

バイオテックジャパンは、


この自然の『植物性乳酸菌』を使って、

お米や小麦を乳酸発酵させ、


たんぱく質を低減させた低たんぱく米や低たんぱくパンなどを産み出し、
糖尿病を患うの方々の強い味方になっています走る人



江川さんは、同志社大学を卒業後、
宇宙開発機器の会社に就職し、
新潟担当の営業としてセールスの仕事に駆け回りました。

その後、


ヒューマンスキルや金融のことを学びたいと

生命保険会社に転職。


その時、

これからの投資先としてのキーワードは


「食」 「健康」 「安全・環境」でした。


そこで、これからビジネスを始めるならこの分野だと知ったのです。



決断は38歳の時。


当時、県の食品研究所で、無菌包装の研究開発を手掛けていたお兄さんが、

無菌にすると有効微生物まですべて殺してしまうことに疑問を感じ、

有効微生物の研究を始めていました。


その話にヒントを得て、

数ある菌の中から「植物性乳酸菌」が最も有望で、

かつ、3つのキーワードにも当てはまると思い、


思い切って起業ひらめき電球


そして、当時、ITビジネスが続々と誕生したアメリカのシリコンバレーになぞらえ、

新潟の笹神の地に「フードバレー」をつくるという構想を掲げたのでしたクローバー



しかし、いくら江川さんが身体に良いと確信しても、

全く新しい名前の菌で、実際にビジネスとして信頼を得ていくのは大変なこと・・・。


起業から10年連続の赤字だったと言います汗


しかし、その間も研究開発はやめられないし、

そのためには資金がいる・・・。


実は、それを支えたのが生保で培った資金調達の知識でした。


銀行からの融資がなかなか受けにくい中で

エクイティファイナンス(増資など)にも積極的に乗り出し、

資金を確保していったのです。


ベンチャー企業にとっての要は

理想とともに、やはりそれを支える資金調達だと思います¥


その意味で、江川さんのお話は

非常に現実的に起業を起業を考える人にとっての

重要なポイントがたくさん含まれているので

是非お聞きいただきたいと思いますビックリマーク



創業20周年を迎えたバイオテックジャパン。

食、しかも安心、安全、そして優秀な食は

まぎれもない日本の強みであり、

特に新潟にはそのブラン力があると思いますアップ


江川さんが夢見たフードバレーが

世界に向けて発信力を持つ日も近いと感じたのでしたニコニコ



(ポッドキャストでこちらからお聞きいただけます)