こんばんはニコニコ


先週、今週放送の「伊藤聡子と新潟の経営者」

長岡市を中心に展開する 株式会社 江口だんご  代表取締役社長 江口太郎さんです。





実は私は東京の方から、

「新潟といえば、長岡の田んぼの真ん中にすごくステキなお団子屋さんがあるよね~。」

という話をされたことがありました。


知らなかったのですが、


そのステキなお団子屋さんが、2005年に古民家を移築して建てられた

江口だんご本店だったのです。



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           (写真:江口だんごHPより)


ここでお団子やお餅、米粉を使ったスイーツなどをいただきながら、

田んぼの広がる里山の風景を楽しみ、

ゆったりとお茶をしながらくつろげるんですラブラブ



江口だんごは創業明治35年。

110年を超える老舗企業です。


4代目の江口太郎社長は、赤坂の和菓子店で修業したのち、

九州・大分に修行の場を移しました。


なぜ大分だったかというと、

山芋を使った古くからあるお菓子

「かるかん」を学びたかったからだそうです。


大分の特産品が山芋なら、

新潟の特産品はお米。

この頃から、伝統を守りつつも、お米の可能性をいかに広げるか、

ということを江口社長は模索し続けていたのでしょう。


そんな修業時代に、

この遠く離れた大分の地で

新潟の古民家を移築して建てられた建物に出会います。


当時新潟では、古くなった建物はどんどん壊されていたそうで、

ボロ屋扱いされているものが、こんなに素晴らしい建物に生まれ変わるのかビックリマーク

と、とても感動されたそうです。


雪国の昔の建物は梁や柱が立派で、

今では考えられないほど贅沢な素材を使っています。


そして、照明などを工夫すると、

今の時代にマッチした、とてもおしゃれな空間に変身するのですアップ


江口さんは、古民家を使って本店を作ることを決意。


10年がかりで2棟の古民家を解体して保管し、


2005年にその夢を実現したのですクラッカー



しかし、お菓子屋さんといえば、

普通は商店街の人通りの多い所にあるもの。


郊外の田んぼの真ん中にお店を作ると言っても

銀行はほとんど

「そんなのうまくいくはずがない」という反応だったそうです。


まぁ・・・わかるような気がします・・・汗


でも、江口さんは、古き良き時代を建物と食で再現し、

その価値の素晴らしさをお客さんに五感で感じてもらうには、


喧騒を離れた里山の風景の残る地でなければならないという

信念があったのですビックリマーク



なので、お客さんが静けさを満喫できるように

観光バスを停めるスペースもつくりませんでした。



しかし、今では

遠くからでも、この空間とおいしいお団子やお餅を味わいに

多くの人が訪れているそうです音譜




素材にこだわる商品の中でも

とても美味しかったのは、この「むかしぼた餅」


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生産に手間がかかると言われて、

昭和30年に消えた大正餅を

お米から復活させて作られています。


柔らかいのにコシがある

なんとも美味しいお餅ですラブラブ


ぼた餅はお店でしか食べられないので

実際に訪れて皆さんも体験してみてくださいラブラブ!




江口社長の新潟の米文化と原風景への想いが、

決して妥協しない経営の軸として貫かれていることがよくわかります。


是非聞いてみてください音譜


ポッドキャスト でお聞きいただけます)