こんばんは
歌舞伎の中村勘三郎さんが亡くなられて、
今日のひるおび!も、かなり長時間にわたってそのニュースをお伝えしていました。
勘三郎さんって、いつも元気でアグレッシブに新しいことに挑戦し続けてきた方なので、
病気なんてもろともせず、必ず回復されて舞台に立たれるものと思い込んでいました。
57歳なんて・・・これからなのに・・・。
とても惜しい方を亡くしてしまいましたね
勘三郎さんが素晴らしいと思うのは、
伝統芸能の世界に身を置きながら、
この伝統を絶やさずに次世代へとつないでいくためには、時代に応じた新しい風が必要だと認識され、
決して甘んじることなく新しいことに挑戦されてきたことです。
勘三郎さんの歩みを見ながら
まさに「守破離」という世界を実践されてきた方なんだなぁと思いました
3歳で歌舞伎役者としてスタートし、
型を守り、そのとおりに学ぶことから始まり、
そこから文字通り「破る」ことで新しい形を模索し、
まさに近年は、「守」からも「破」からも離れて
守るときは守る、破るときは破る、
そして常にお客さんの側に立って
「歌舞伎」という世界に身も心も捧げる境地に至っていたのではないかと感じるのです。
これは、こうしてさらっと書いてしまうと簡単に見えますが、
それはそれは大変なことだし、決して誰もができることではないはず。
今日スタジオで、勘三郎さんの取材を続けてきたノンフィクション作家の小松成美さんがおっしゃっていましたが、
実際には新しいことをやるにあたっての反発はたくさんあったといいます。
何百年と続く伝統の世界・・・・それは想像できますよね・・・。
でも、それを勘三郎さんの覚悟と人柄で、乗り切り、
多くの人を味方につけてきたのだそうです。
それだけ歌舞伎に対する愛が本物だったということでしょう。
その話をお聞きし、
本当にこれからの勘三郎さんの舞台を見たかったなぁ・・・という想いでいっぱいになったのでした
二人の息子さんがきっとその想いを受け継いでくれると信じています。
おまけ:
今日の衣装は YUKI TRIIさんのワンピースでした。
Android携帯からの投稿