こんにちはくもり


東京は今日も涼しいですね。



さて、今週と来週の「伊藤聡子と新潟の経営者」


「原信ナルスホールディングス」代表取締役社長  原 和彦 さんです。





スーパー「原信」といえば、もう新潟の人ならおなじみ音譜

私も新潟にいるときは好んで利用するお気に入りスーパーです。


何がお気に入りかというと、

原信で買い物すると、レジかごなしで、カートのまま品物を入れて、

レジではそのままカートから店員さんがきれいに袋詰めして渡してくれるからなんですラブラブ


東京の高級スーパーでそういうサービスをしてくれるのはわかりますが、

値段的にも全く他のスーパーと変わらない、

むしろPBブランドで安いものさえあるというスーパーで、

ここまでのサービスを実現しているというのはスゴイ!!と、かねてから思っていたのでした目


店内も広々としていて、優雅な気持ちで買い物できますしね合格



「原信」は、創業1907年(明治40年)。

最初はローソクの製造販売からスタートしました。


その後、ローソク用の陶器 → 火鉢 → セトモノ と、扱う商品は時代とともに移り変わり、1967年(昭和42年)にバラエティストアを開店し、現在の原信の基礎となりました。


現在の原和彦社長は4代目ということになります。


様々な企業がある中で、100年続く企業は日本にどれくらいあるでしょうか?

時代がどう移り変わろうとも存続できる企業を育てていくことは、並大抵のことではありません。


どうしたらこんなに長くつづけられる企業になるのでしょうか?


お話をお聞きしているうちに、秘密が少しわかりました。


原社長によれば、企業が何かを決断する時に判断の基準とするものは、

常に「お客様」。


利益、効率・・・・そういう企業側の論理よりも、

まず「お客様にとって、何が必要か、便利か、快適か・・・」。

その視点に立って、常に考え、変化をいとわず、挑戦しつづけている企業なんですアップ


新潟もたくさんのスーパーがあり、その競争は大変厳しいものです。

その競争に勝っていく秘訣は?とお聞きしたところ、


「競合のことはあまり重要ではありません。

それよりも、お客様の変化がライバルであり、そこを常にとらえていくということこそが、私たちが取り組まなければならないことなんです。」


との答えが返ってきました。


なるほど・・・。

明治から、常にお客さんの変化に応じて、商売を迷わず変化させてきた伝統が、4代目の原社長にもしっかり根付いていることを感じましたブーケ2


ですから、お客さんのニーズ、変化を把握するためのシステムや社員教育も徹底していますビックリマーク


ネットで全店舗がつながり、全ての店の動向・情報が全社員で共有できるようになっているのです。

地域によって食文化が違うので、どんな商品を提供していくべきか、

どんな言葉をもらったか、どんな苦情があったか、どんな工夫をしたらどの商品がどれだけ売り上げが伸びたか・・・・・・現場の情報をきめ細かく把握して対応しているのです目



冒頭で紹介したレジも、原信オリジナルのレジなんですよビックリマーク


台はなく、カートのままレジに突っ込む形になっていて、店員が一人でレジの手元で袋をつりさげ、レジ打ちしながらカートから商品を袋にキレイに詰めていく、というものすごいシステムなんです目

これは言葉で言ってもなかなかわからないと思うので汗、新潟に訪れた際には是非体験してもらいたいのですが、このパートさんの技術はスゴイですよ~音譜

自分で詰めたら、こんなにキレイにはいかないですガーン

しっかり教育されているのがよくわかります。

またレジ台も今の形になるまでに、なんと8回も改良を重ねているんだそうです合格

現在は、レジ袋以外のどんな形のエコバッグにも対応できるようなシステムにもなっていますニコニコ


100年続く企業の、様々な努力、工夫が垣間見えるお話の数々、是非お聞きくださいニコニコ