こんにちは晴れくもり雷

今週はあちこち動き回っているため、なかなか更新できずにすみません。

今日はまたまたこれから荒れ模様の天気予報・・・。気をつけましょうねあせる



さて、ギリシャの再選挙が6月17日に決定したようです。


そして、もし再選挙が行われれば、今のところ、

緊縮財政策に反対の政党、急進左派が議席を上積みすると見られています。


それを悲観して昨日は、ヨーロッパと関係の深いアジアにまでその不安が波及し、香港、韓国株が今年最大の下げとなり、

逃避マネーは日本に向かっているようで、円高、株安にも歯止めがかからない状況です。



では、ギリシャの選挙の後、どんなことを想定したらいいのでしょう?


一番望ましいのは、この借金の返済を凍結するというトンデモ急進左派が第1党になっても、

よくよく考えたらやっぱりEUから見放されるのは困るから、なんとか緊縮策を長く緩やかな形にしてもらってでもがんばって借金を返します!と、EUとの妥協を模索すること。


一番困るのは、公約通りに緊縮財政策を白紙にすること。

EUはもちろん、返す気がないギリシャへの金融支援を凍結しますよね。

しかし、そうすればギリシャは資金繰りに困り、年金や公務員の給料が払えなくなる可能性が出てきます。早ければ来月にも・・・ドクロとも言われています。

そんなことになったらもう国は大混乱です。

そしてギリシャはユーロから離脱、新通貨ドラクマへの切り替えということになると、

ドラクマの価値は対ユーロでかなり下がってしまうことになります。


以前アルゼンチンがデフォルトで対ドル連動を放棄したとき、対ドルで30%から40%も価値が下がりました。

ということで、昨日は、そんなことになったら貯金の価値が暴落してしまうあせると、国民が銀行に殺到し、一斉にユーロ預金を引き出す自体になっています。


通貨の価値が下がれば、輸出にはプラスに働きますが、ギリシャはエネルギーを始め、ほとんどを輸入に頼る国・・・。

ハイパーインフレで、国民の生活は危機的状況に陥るでしょう・・・。



他のEU諸国で債権を持っている銀行もたまったものではありません。

フランスは一番多くて約400億ドル。次いでドイツが約330億ドル。同じく財政危機にさらされているイタリア、スペインなどももちろん持っています。

それが回収不可能となると・・・・さらに危機は深刻に広がっていくことになります叫び



世論調査を見ると、不思議なのはギリシャ国民の8割がユーロを離脱したくないと考えているんです。

なのに、選挙では緊縮財政はイヤ!という行動をとってしまう、この矛盾・・・。


ギリシャの皆さん、冷静によ~く考えてください。


そして、日本の私たちも、人のふり見てわがふり直せ、教訓としてこの事態の行方を見守りましょう・・・。



では、これから鳥取へ行ってきますDASH!