おはようございます雨

今朝も雨の休日にもかかわらず、横浜の朝鮮総連への道は街宣車で騒がしいことになってますガーン


さて、北朝鮮のミサイル発射で、国連安保理の出方が気になるところですね。

一番の問題はまず中国。今回は発射前に中国も強く非難していたので、より強い制裁に動くのかとも思っていましたが、やはりいざとなると、追い詰めることでの崩壊への懸念から、各国に自制を求め始めました。


そして、日本が頼みの綱とするアメリカ。日本は安保理常任理事国ではないので、アメリカにお願いするしかありません。

そもそも大統領選を控えるオバマさんにとっては、追い詰められて何かしでかされると大変!ということで、対話路線に切り替え、2月にウラン濃縮やミサイル発射の一時停止を条件に食料援助をすることに合意したのでした。

しかし、見事に裏切られ、気持ちとしては厳しい制裁を課したいところだと思いますが、ミサイル発射よりもっと困るのは、次に行う可能性のある核実験です。

どこまでの本気度かはわかりませんが、一応「核のない世界」にむけてノーベル平和賞を受賞した人なのですから、もし核実験を強行されたら、厳しい立場に置かれることが予想されます。

それでなくてもイスラエルがからむイランの方が、アメリカにとっては「今そこにある危機」なのでしょう。

となると、アメリカも、まぁ今回は失敗して特に被害が及んだわけでもないし、今、中国と対立してまでそんなに強く出てもしょうがない・・・と思うかもしれません。


北朝鮮のギリギリ外交は、国際社会の常識では考えられないものの、悔しい位に各国の事情や思惑を手玉にとって功を奏しているのかもしれません。


日本が強く主張する経済制裁、それ自体も、結局北朝鮮の国民がさらに苦しみ、世界から見放されたと感じてしまう結果にしかならないのです。

カルトと一緒で、「やっぱり世界は血も涙もない悪がはびこる世界。頼れるのは将軍様だけ~!」などと思われたらますます民主化は遠のきます。

一番の近道は、北朝鮮の国民がいかに非情な政権のもとで世界から孤立し、その結果自分たちが苦しめられているかということを分かってもらい、、目覚めて立ちあがることだと思いますから、そのための「アメ」である援助を、確実に国民に届くように実施することをまずは目標においていくしかないような気がします。


コメントでもいただきましたが、確かに日本は核を持たない国として、独自にできる役割があるはずです。

防衛、外交、いい意味でも悪い意味でも全てをアメリカにおんぶにだっこで委ねてきた国としての在り方は、時代とともにもう限界が来ているのかもしれません。