おはようございます
日本全体を襲った爆弾低気圧、まだ北日本は警戒が必要なようですが、こ、これは・・・・台風より怖いものですね
40mを超える風って・・・台風でもほとんど聞いたことがないです
昨日は新潟日報の記者さんとカメラマンさんが4時に事務所に来ることになっていたのですが、やはり新幹線のダイヤがめちゃめちゃになってしまい、風の止んでいる関東に入ってからもストップ続きだったようで、結局到着は夜になってしまいました。思わぬ長旅になってしまって、ホントに気の毒でした
そして新潟の実家に連絡をしてみたら、どこからか網戸は飛んでくる、トタンの屋根は飛んでくる、すぐそばの大きな樫の木が倒れる（反対側に倒れたら家がつぶれてたかも・・・）、さらに、近所の大通りに出てみたら、電柱が折れてなぎ倒されていたそうです
その映像はニュースにも出ていました。コレです。
（YOMIURI ONLINEより)
高さ１５ｍの鉄筋コンクリートの電柱が２０本、８００ｍにわたって根本から50cm位のところで全部ポキンと折れて、倒れてしまっています。電柱が風で折れるの？？？びっくりです
我が家はホントに幸運にも大丈夫でしたが、近所は一斉に停電になってしまったということです。
電柱だけでなく、トラックや車も田んぼに転げ落ちてしまっていたそうです
こんなのは初めてでものすごく怖かったと言っていました。
直前にならないと予測ができないし、台風よりも規模が大きい。日本全国をすっぽり包んでしまったのですから・・・。
こういうのが頻繁に起きたら困りますよね
でも５月までにまだちょこちょこ起きる可能性があると気象予報士の森さんがおっしゃってました。
しかしこの現象、やはり日本だけではないようで、アメリカ・テキサスでも複数の竜巻が同時に起きて、大型トレーラが宙に舞っていました。家屋の倒壊や停電、そしてけが人も多数出ているようです。
前々回の記事にも書きましたが、これらの原因はやはり温暖化による影響なのかもしれません。
北極海の氷の溶融が、地球規模で冷気の範囲や偏西風の蛇行に影響を及ぼしてしまっているという米中合同の研究結果はそのとおりなのでしょう。
今冬のアメリカでは大雪に見舞われたところもあれば、このテキサス辺りは異常な暖冬だったようです。
その他の地域はどうなのでしょう？
中国北西部では４月２日に大規模な黄砂が発生し、内モンゴル自治区では強い砂嵐も発生しています。
江西省では３月に入ってから暴雨に見舞われ、５００棟以上の家屋が倒壊する一方、南部の重慶市では深刻な干ばつが進み市民は送水車に頼る生活を余儀なくされているそうです。雲南省でも３１９万人の飲み水の確保が困難になっているとのこと。（中国ニュースサイト「大紀元」より）
去年大洪水に襲われたタイでは、今度は水不足が深刻化していて、干ばつの非常事態宣言が出ています。一方で今年の初めには乾季にもかかわらずまた大洪水が起きていたりもしました。
南米やメキシコでも深刻な干ばつ。
アフリカ・ケニアでは集中豪雨で土砂崩れの被害がありましたが、東アジアは去年から干ばつと洪水を繰り返しています。（ロイター）
細かく探せばもっとたくさん出てくると思いますが、今年に入っての異常気象ニュースは多いような気がします。しかもびっくりするほどの二極化・・・
となると、心配なのは農作物への影響です
昨日の日経新聞によれば、農産物は世界で増産されているようで、トウモロコシ・コーヒー・小麦など価格が２割くらい下がっているそうです。
が、多様な農作物がこうした変化に耐えられるのでしょうか？気候同様に、作物も異常に収穫できるものとできないものが二極化しそうで心配です。
明らかに、次々と地球は警告を発しているような気がするので、私たちも耳を傾けて真剣に受け止めた方がいいような気がします。