おはようございます晴れ

今朝は爽やかな青空。いよいよ春がやってきたみたいですね。


さて、北朝鮮をめぐる情勢に春はいつやってくるのでしょうか?

北朝鮮の「衛星?」打ち上げ問題。今回ばかりは友好国の中国も「深い憂慮」を伝えるべく外相を派遣するようですが、あんまり期待はできませんねガーン

どんなに周りの国が反対しても、おそらく来月12~16日の間には、「衛星」なのか「ミサイル」なのか・・・発射することはやめないだろうというのが大方の見方です。


私たち日本からすると、国民が飢えているのにこんなものに莫大なお金をかけるなんて一体何を考えているのか全く理解できない北朝鮮ですが、これだけ周りの大国を翻弄させて、注目させることに成功しているのですから、追い詰められれば追い詰められるほど、ますます「核カード」や「ミサイルカード」は有効なんだ!と味をしめているような気がします。


しかし、冷静に考えてみると、これまでもそうだったように、北朝鮮の主張がなんだかんだ言いながらも通ってしまう理由があります。

それは今回、「わが国も気象衛星を打ち上げる権利がある」と言っているように、その論理はそのまま、核保有国である中国、アメリカ、ロシアに対して「あなたたちも持っている核を北朝鮮も保有する権利がある」ということなのです。

この一点に関しては米・中・ロは根源的に矛盾を抱えているので、理論立てて北朝鮮に説得できる立場になく、そこを北朝鮮はうまく突いているとも言えます。


韓国は、同じ民族同士でここまでこじれてしまっているので、説得は難しい・・・。


となると、立場的には、実は日本しかないのでは?と思ったりするのですが、日本はなんだか影が薄く、アメリカががんばってくれると思いこんでいるフシがありますしょぼん


一体北朝鮮にはどんなアプローチが有効なのでしょう?


経済制裁は?

どうも有効に働いていません。とにかく追い詰められるほど核への依存度が高まり、強硬路線に行っているからです。それは今の対イランでも同じような気がします。


武力行使での解決手段は?

中東を見ても決してハッピーエンドにはなっていません。

両国に多大な犠牲と禍根を残すことになります。


となると、やっぱりこの国の内部から変革を起こすような仕掛けをつくるしかないのかなぁ・・と思います。

そんなのここまできたらもう不可能とも思えますが、東欧の民主化やアラブの春がそうだったように、情報と生活の豊かさを国民が本当に望めば一気に変わるのも事実です。

そうなると、もう国と国の表向きの話ではなく、裏から色々な物資と情報を届ける方法を探すのも必要なのではないかとも思います。なんとか上層部に見つからないようにそれができればいいのですが・・・。