もう11月なんですね~。
いつまでも暖かいので全然実感がわきませんが、
考えてみたら2011年もあと2ヶ月…
年々月日の経つのが早くなるような気がしますが、
今年はあまりに激動の年で、
さらにこれから年末に向けて様々な局面がやってきそうなので、
気を抜けないまま一日一日が過ぎて行きそうです
まず、大きいのは経済です。
昨日のNYダウは297ドル安
そして、今日の日経平均は195円下がりました
こんなことになっているのは、ひとえに
ギリシャの首相が財政赤字削減策を国民投票にかける!
と表明したからですね。
赤字削減策は、3万人の公務員削減や、年金の削減、増税・・など、
国民に痛みを求めるものですから、
国民投票になれば、先日の激しいデモの様子を見ても、
可決されるとは考えにくい・・・。
う~ん、そうなると一体どうなるのか?
ギリシャはデフォルト(債務不履行)に陥り、
金融市場の大混乱、そして次々と銀行は破綻?
そんな予想から、今日は世界中で株価の下落を招いたのでしょう。
でも、ニュースを見ていたら、この首相の発言は
多くのギリシャ国民にとっても大ブーイングみたいですね。
「今更そんなことして、助けてもらえなくなったらどうするのよ!」
という怒りの方が強かったです。
まぁ、普通に考えればそうですよね
では、このパパンドレウ首相は一体何をしたいのでしょう?
もしかしたら、EUに対して、
もっといい条件でギリシャを支援してもらえるように
揺さぶりをかけているのかなぁ、
とも思ってしまいます。
ギリシャ国債を保有している国や、
イタリア、スペインなどEU国内の他の危うい国債への影響を考えると、
EUは歯ぎしりをしながらも、ギリシャをデフォルトにさせるわけにはいかないですよね?
それをわかっているから、言葉は悪いですが、
「死にたくなければ、支援しろ!」みたいな
自爆テロリスト的な脅迫をしているのではないかと・・・。
一か八か、うまくいけばもっと条件が良くなり、
そうすれば国民の支持も上がるかもしれない・・・
そんな政治家としての「懸け」なのでしょうか?
とにかく、欧州の混乱は日本にも大きな影響を及ぼします。
明日のドイツ・フランス両国の説得で果たしてどうなるのか、
行方を見守りたいと思います。