こんにちは晴れくもり


ようやく雨が上がったので、今日は朝からお洗濯にいそしみました。


でも、予想してたより雲が多いみたいですね。



それにしても、昨日の国会は何だったんでしょうむっ


国会1日の経費は1億円とも2~3億円とも言われます。


ああ~!!もったいない!!


被災地では育ち盛りの子供の給食がパン1個と牛乳だけ、


という学校もまだまだ多いそうです。


こんなことにお金と時間を捨てている場合でしょうか?


とにかく早く対策に集中してほしいですが、


鳩山さんの認識とは違って菅さんは辞めないそうなので、


まだゴタゴタしそうですね・・・ガーン




震災を機に、価値観にもいろんな変化が出てきたように思います。


何が幸せで、何を大事にすべきか、ということに


私自身もあらためて向き合うようになったような気がします。


そういう意味では、日本は多くの犠牲をはらって


学んだこともあったのではないかと思うんですね。


というか、そういう機会にでもしないと、


亡くなった方々に申し訳ないような気がするんです。



先日、週刊鉄学に日本理化学工業(株)という


チョークのシェアNo1の会社の会長、


大山泰弘さんが来てくださって、色んなお話を伺いました。



伊藤聡子 オフィシャルブログ 「Be active! Be graceful!」 Powered by Ameba-2011060114140000.jpg


数年前に、「日本で一番大切にしたい会社」という本で紹介されていて、


私はずーっとお会いしたかった方でしたラブラブ


この会社は、現在、社員の75%が知的障害者なんです。


7.5%でもびっくりするくらい多いと思いますが、75%、3/4です!


大山さんが障害者を雇用するようになったのは、


50年前に、養護学校の先生から


「知的障害者の子に働く喜びを経験させてやってほしい」と依頼され、


期間限定のつもりで2人の生徒を受け入れたことがきっかけでした。


普通に考えて、会社の効率、利益を考えたら


知的障害者を雇用するという選択は、難しいですよね。


大山さんも経営者として当然そういう考えだったそうです。


でも、従業員から


「この子たちは一生懸命だから、私たちもカバーしますから


どうかこの子たちを雇ってください。」と


お願いされて、雇用することにしたんだそうです。


知的障害者の子たちは、集中してひとつの仕事をすることに関しては


大山さんいわく「ものすごい才能」があるそうです。


字が読めないハンディは色で区別できるようにしてあげたりして、


環境さえ整えてあげれば、しっかりと役割を果たしてくれるといいます。


結果、顧客は、


もちろん品質の良さもありますが、


何より会社の姿勢そのものに感動されて、


「チョークを買うなら、ここからどうしても買いたい!」という行動につながり、


シェアは立派にNo1を誇っているのです。



大山さんは


「人間の究極の幸せは


人に愛されること、人にほめられること、 人の役に立つこと、人から必要とされること。


働くことによって、この4つの幸せを得ることができる」


と、禅宗のお坊さんに言われたそうです。


障害者にとって、施設で人からしてもらう生活ばかりでは


本当の幸せは得られない。


ならば、働くことで幸せを感じてもらおう!と決意したのだそうです。



この会社は、障害者雇用もそうですが、


会社の節目節目の大きな決断のとき、


必ず、目先の利益ではなく、


人を助ける、社会の役に立つという基準で選択をしてきて、


結果、それが優れたヒット商品を生み出すことにつながっているのが


本当にすごいです!



大山さんはこれまでの経験をふりかえりながら、


「利他のすすめ」という本を書いていらっしゃいます。


「利己」ではなく「利他」。


震災をきっかけに、その言葉がとても身にしみる昨今です。


政治家の皆さんにも是非読んでほしい・・と思ってしまいますあせる



あさって日曜日の放送ですので、見てくださいね!