こんにちはニコニコ

今日はお出かけ日和でしたが、


ちょっと暑かったですね・・・晴れ



さて、皆さん「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら

読みましたか?


この本がきっかけで、今、ドラッカーに関する本がたくさん出ていますよね。


実は先日、週刊鉄学の収録で


「もしドラ」作者の岩崎夏海さんにお会いしました。


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テーマは、今こそドラッカーに学べ!!です。


アメリカの有名な経営学者として知られるP・F・ドラッカーですが、


実は「社会生態学者」として、人間を観察し、


その知識を組織に生かしたのが、名著「マネジメント」なんですね。




岩崎さんがおっしゃるには、


実は終戦直後、


この理論をすでに持ち合わせ、体現しているとして


ドラッカーが注目していたのが


他ならぬ「日本人」だった、というのです。



もしドラの中でも、今までの高校野球の常識を破る戦略を立てる場面が出てきますが、


 「我々が行動可能なのは現在であり、また未来のみである。」


というのが、ドラッカーの基本姿勢なんですね。



つまり、終戦後、


鬼畜米兵!と敵対視していたアメリカに対し、


すぐに「ギブ ミー チョコレート!」と言える日本人を


馬鹿にするアメリカ人も多かったけれど、


ドラッカーはそこに大きな可能性を見出したのだと・・・。


確かに、日本はアメリカに負け、全てが疲弊しきっているという現実を受け止め、


未来を見るしかないと割り切れたからこそ、


未曾有の復興と発展を遂げられた部分は大きいと思います。



ドラッカーの言葉の数々には


今の日本で私たちが生き抜いていくヒントが確かにありそうです。



ちなみに・・・


4月2日の朝日新聞にも特集されていましたが、


岩崎夏海さんが今こそ問いかけたいドラッカーの言葉は


 「何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つものは、真摯さを欠いている」



今、震災後の対応も含め、政治が問われていますが、


政治家にとって、何が正しいのか考えないこと、つまり信念のなさは、


すなわち真摯さを欠いていることだと指摘しています。



では政治の混迷は政治家のせいなのか?


  「重要なのは正しい答えを見つけることではない。正しい問いを見つけることである。」


正しい問いは、有権者が自身に向けるべきだと。


政治家に自分の利益だけを求めたり、


自分が考えるべき問題を政治家に丸投げしているのではないか?


政策は、こうした雑音混じりの有権者の声に


政治家がまじめに答えようとした結果とみることもできる、


というのです。


確かに、私たちは、結果に対して文句を言ったり責めたりしますが、


大切なのは、自分の目先の利益だけでなく、国のことを真剣に考え、


これからどうするのかということ。


その際に、やはり未来は、理想より現実を見ることからしか始まらない


という原点は忘れずにいたいと思います。



ちなみに、私が好きなのは


 「コップに半分入っている」と「コップが半分空である」とは、量的には同じである。


 だが、意味はまったく違う。


 「半分入っている」から「半分空である」に認識を変えるとき、


 大きなイノベーションの機会が生まれる




東北の被災地が、世界の見本になるような


素晴らしいイノベーションが実現した地域になる!と信じています。



週刊鉄学、岩崎夏海さんの回は明日から放送ですラブラブ


見てくださいね!