「まめ」さんのコメントから、私の放射線のレベルの話についての記事が


軽く聞こえてしまったのかもしれないと思い、私なりの想いを述べさせていただきます。



もちろん、1402マイクロシーベルトは1時間当たりで、それを浴び続けながら生活などできません。


そうならないために、


今、職員の方々、自衛隊の方々などが、命がけでがんばっていらっしゃるのだと思います。


ですから、彼らのためにもいたずらに危険をあおるようなことはしたくありません。



そして、私たち都会に住む者は、


福島や新潟といった地方の地域の原子力発電所の恩恵を受けて、便利で豊かな生活をしています。


今回の停電で、初めて知った人も多いかもしれませんね。


だから、こういうことが起こったからといって、それを忘れ、


想像だけで「放射能に汚染された危険な地域だ」と判断して、


切って捨てるようなことはしたくないんです。


冷静に数値を見極めたいのは、福島を応援したいからです。 


私たちの誤った思い込みがもたらす風評被害が


さまざまな地域を苦しめてきたからです。


私の故郷新潟でも、地震の時に原発のある地域がどれだけ苦しんだことでしょう。



それから、


地層処分、つまり私たちが出す電気のゴミである高レベル放射性廃棄物の処分についても、


私は、推進とか反対とかではなくて、


自分の問題として、真剣に情報を集めて、


どんな方法がいいのか冷静に判断していく必要があると思っているだけです。


私たちの電気のゴミは、六ヶ所村で実際に存在し、管理してもらっています。


それを、「関係ない、あなたたちで管理して」と


放っておくわけにはいきません。



おっしゃるとおり、科学が万能ではないことは確かです。


だからこそ、今回のことで、自然や戦争といった影響をもろに受けてしまう地上での管理は


どうしても限界があると、私は感じてしまいました。



反対意見があっていいんです。


大事な問題なのですから、ひとりひとりが、真剣に考えて


さまざまな議論を重ねて、よりよい方法を模索していくべきなんです。


まめさんのおっしゃるとおり、想定外が許されないことも事実です。


そのために、検討、見直しを重ねていくことは絶対に必要なことだと思います。



とにかく今は、最悪の事態を避けるために、


現場の方々には、どうか無事で、がんばっていただきたいと思います。