ようやく読書の時間が少しとれるようになりました。

母に借りた、角田光代さんの著書二冊。

伊藤里絵のオフィシャルブログ 『里絵便り』-20110419103342.jpg


まず『八日目の蝉』を一気読み。
すごく力のある作品で、とまりませんでした。

主人公の女は、赤ちゃんを誘拐した犯罪者なのに、
つい応援してしまう。

自分の子が誘拐されたら、、、と想像したりして
身震いもするのですが。

スリリングな逃亡劇だけかと思いきや、
最後までとても丁寧に描かれていて、
生き抜く力と家族の在り方について考えさせられました。


29日から映画も公開ですね。
永作博美さんと聞いて、ドンピシャだと思いました。
小豆島の美しい光景も出てくるのでしょうか。
ぜひ観たいです。


もう一冊の
『森に眠る魚』は、母が「子育て真っ最中に読むと怖くなるかもよ」とのこと。
恐る恐る読んでみます。

同じ本でも、置かれた境遇で感じ方が変わりますよね。
『対岸の彼女』も、今読み返すと受け取り方が違うんだろうな。