今年もあっという間に2月も半ば。
梅の花がきれいに咲いています。
皆さま、お変わりありませんでしょうか。
さて、私は、今年で研修の仕事を始めて、19年目になりました。
いつも順調ばかりではありませんが、今年もこうして仕事を続けていられることに
感謝の気持ちで一杯です。
大きな案件は講師仲間を誘い仕事をさせていただくこともありますが、
今は基本一人で進めていますので、カレンダーを見つつ、
毎日自転車操業状態で仕事をしています。
このブログも久しぶりの投稿になり、本当にお恥ずかしい限りです。
少し前に、これまで何度も接遇の研修ご依頼をいただいている
企業の取締役の方から、こんなお言葉を頂戴しました。
「なぜ、うちの会社が伊藤先生にいつもお願いしているか?
それはね、テキストに沿って、とても上手に分かり易く教えてくれる先生は
ごまんといるけれど、伊藤先生は、テキストの行間を教えてくれるでしょ!
だからうちの会社はいつも伊藤さんにお願いするんですよ」と。
本当に有難い、嬉しいお言葉でした。
接遇のテキストを作っていると、まさにその行間を文字にすることの難しさを感じます。
もちろん、テキストに書かれた内容はとても大切な基本の部分。
「基本なくして、応用はなし」と思っていますので、
いかにこの部分を分かり易く、すぐに皆さんが体現できるように
お伝えすることが使命だと思っています。
しかし、接遇という形のない、あいまいな心の部分を
参加者と共有するためには、お相手が何を求めているのか、
どのようなものを期待しているのか、
実際にやり取りをしながら、テキストの行間を埋めていく作業が
とても大切と思っています。
この部分が上手く伝えることが出来ると、
まさに参加者の皆さんが「接遇っていいもんだな」と実感していただける瞬間となり、
皆さんがこれからたくさん接遇を意識して行動され、
もっともっとご参加の皆さんの幸せな時間が増えればいいなぁと心から思います。
今はコロナ禍でストレスを抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
そんな中で、プライベートでもお仕事でも、接遇という人と人との心の交流で、
ホッとしたり、笑顔になったり、嬉しかったりと、
一人でも多くの方が幸せを感じられるよう、一生懸命努めたいと思います。
