【平成29年 第1回 富田林市議会定例会(3月議会)① 労働時間の適正化について。】 | 富田林市議会議員 伊東寛光オフィシャルブログ「議員って普段、何してる?」Powered by Ameba

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※正式な会議録は富田林市議会のウェブページでご確認ください。(6月頃にアップされる予定です。)


■質問■伊東の発言

 

【一、労働時間の適正化について。】

 

1、市は「労務管理」について、どのような認識を持っているのでしょうか。

2、市は「労働時間の適正化」について、どのような認識を持ち、どのような取り組みを行っているのでしょうか。

 

 また、本市独自の「残業時間基準」を設け、基準を超えた場合には人事課が本人や所属長等からヒアリングを行うなどして、状況の把握や、問題点の整理等を行い、適正化に努めてはどうかと考えますが、執行部の見解をお示しください。

 

■執行部の答弁■市長公室長

 

 労務管理につきましては、本市で働く全ての職員において業務を遂行するための根幹となるものであり、職員の意欲を高め、その能力を最大限に発揮できるように人員配置、研修の実施、給与支給、労働時間の管理等を行うことであると認識しております。

 

 また、職員の勤務時間は「富田林市職員の勤務時間、休憩時間等に関する規則」で定められており、平成17年度から出退勤システムの導入により、出勤、退出時間は一部の職場を除き、容易に各所属長が把握し、時間外労働や休暇取得、出張等に関しても労務管理を行えるようにしております。

 

 労働時間の適正化は、職員が効率的な働き方により適切かつスムーズな業務の遂行で、健康で豊かな生活につながるものと認識しております。そのために、部長会や労働安全衛生委員会を通じて定時退庁を促すとともに、庁内パソコン、タイムレコーダー横への掲示等でも毎週水曜日と金曜日のノー残業デーを周知し、定期的に市役所内の職場パトロールを実施しているところでございます。

 

 時間外労働の多い職場につきましては、人事課が所属長等と面談し、その原因等を聞き取り、一時的なものか、人員的なものか等を判断し、時間外労働を減らすよう対処しております。

 

 また、健康管理を目的にストレスチェックの実施や時間外労働時間が1カ月で45時間を超えているいわゆる長時間労働の職員を対象に、「過重労働による健康障害を防止するため事業者が講ずべき措置等」に基づき、産業医による健康相談を実施しております。

 

 さらに産業医とも連携し、配慮が必要と思われる職員には、人事課職員が相談を聞かせてもらい、精神的・身体的な苦痛の訴えがあるときは、メンタルヘルス相談の紹介、恒常的に残業が続くような部署に対しては、ヒアリングを実施するなど実態の把握に努めているところでございます。

 

 時間外労働は業務を遂行するうえで、予期できないものや繁忙期でどうしても発生するものもございますが、引き続き様々な角度から積極的に業務改善に取り組み、時間外労働の削減に努めてまいりたいと考えております。

 

■答弁を受けて■伊東の発言

 

 意見と要望を述べます。

 

 「労務管理」の重要性についてはご認識頂いているようですが、「労働時間の適正化」については、もっと踏み込んだ対策をご検討いただきたいと思います。

 

 ご答弁では、「時間外労働の多い職場について、人事課が所属長と面談している」とのことでしたが、充分に機能しているのか疑問であります。

 

 私は以前から申し上げている通り、「属人的なマネジメントには限界があり、仕組みによるマネジメントを行わなければ、職場の環境は変わらない」と考えております。

 

 「残業時間基準」を定め、基準を超える残業をしている者が1人でも居たら、それは「何か問題が発生している可能性がある」と受け取り、人事課が積極的に状況の把握、問題点の整理、解決に向けての話し合い等に関与すべきだと考えます。

 

 また、所属長のみならず、本人からもヒアリングを行うべきだし、両者の主張が食い違うようであれば、周囲の職員等からもヒアリングを行い、より客観的な状況把握に努めるべきだと考えます。

 

 「仕事のやり方」や「仕事の振り方」に問題は無いのか。仕事自体に無駄はないのか、仕事を効率化する方法はないのか。「仕事の棚卸し」をするきっかけにもなると考えますので、ご検討頂ければと思います。

 

 「一」については以上でございます。

 

 

【富田林市議会議員】

伊東寛光(大阪維新の会)