午後に入りましたので、昨日の自民党・元代議士、藤田幹雄氏とのやり取りの件を総括しておきたいと思います。



千葉県第4区(船橋市)の有権者の方々への、一つの情報として。



なお、当たり前のことですが、これは個人攻撃を意図するものではなく、同氏に対する中傷も意図しません。率直ではあるものの、冷静な「政治家批判」を意図しています。元・代議士でもあり、また立候補されるように見受けられますので、飽くまで『公人』に対する批判と受け止めて下さい。



藤田氏に注目するのには理由があります:




1) 典型的な小泉チルドレン、に対する評価のため: 


Wikiをみれば分かることですが、藤田氏は妹さんが武部幹事長(当時)の長男さんに嫁がれた、”縁戚関係”によって自民党の公認を得たと認められます(これは、自民党の公募候補制度に対する批判です。)。



千葉4区(民主党・野田氏の地盤)からしてみれば”落下傘候補”でしょう(同氏の船橋市との縁については不明)



野田氏がそれだけ強い、ということでもありますが、惜敗とはいえ、小泉・郵政選挙という超追い風にあっても同氏に破れ比例復活しています(この点、比例復活制度に対する疑問も含みます)



ホームページなども閉鎖されたようなので、藤田氏の代議士としての在任中の業績については全く不明ですが(何故HPを閉鎖?)、先の総選挙では惜敗率52.7%で自民党南関東ブロック、重複候補(比例名簿1位)の中では下から4番目、同千葉だけでみると一番下、という成績でした。なお、1回生という点は考慮すべきでしょうが、同じ1回生でも千葉7区斎藤健氏は惜敗率83%で比例復活していることから、必ずしもそれだけが理由とは言えません。




* こういうのを見ると、何故、民主党・小沢幹事長があれだけ1回生議員(小沢チルドレン/ガールズ?)に厳しい対応を取っているか、その理由が肯けます。民主党・小沢批判は結構ですが、戦の常として「敵を知り・・・」ですから、同様に学ぶべき部分は学ぶ、という姿勢が求められるでしょう。




2) 自民党は変革するか?の試金石




これは私が(規模は違えども)同じ、”選挙の落選者”だからこそ忌憚無く批判できるのですが、次のコメントがどうしても嫌いなんです。




”本当に落選して、落ち込んでいる人にこんな事を書く人がいるんですよ。”


(同氏の最新ブログ: http://ameblo.jp/fujita-mikio/entry-10369633745.html  ご参照)




選挙に候補者として出るだけでも税金を使うのですから、頑張るのは当たり前です。落選して落ち込んでいるから同情してくれ、とでも言いたいのでしょうか?



お前なんか当選できっこない」 ・・・ 選挙に出れば分かることですが、こう有権者にハッキリ言われるケースはあります。選挙運動で街を歩いて、応援してくれる人ばかりじゃない。だいたい、こう言ってくれる方々は本当にありがたいんです。「聞く耳」を持っていて、相手がどう反応してくるか、ジッと見てくれるから。興味ない人にはわざわざこんなこと言ってくれません。



もちろん、丁寧に対応して主張を説明しても、分かってくれないケースもあります。それでも、丁寧に説明を繰り返すしかない ・・・ それが政治家じゃないですか?それを放棄するのは、政治家として職務放棄でしょう?



後援団体や支持者だけを回って、票が固められるなら、楽な作業ですが、実際の選挙はそうじゃない人に判ってもらわなければ当選できません。その努力をしないのであれば・・・自民党の将来はおおよそ予測がつきます。




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最後に。




以前の記事で、党としての”数になるだけの人なら、そんな議員は要らない”という趣旨のコメントを頂戴してました。私もそう思います。



自民であれ、民主であれ、数合わせだけの議員が生じる余地がある、現状の議席数は明らかに過剰、と言わざるを得ません。昨日も書いたことですが、本当に国家財政を心配するならば、議員定数削減は急務です。