白樺湖の朝はもう初秋
のたたずまいだった。
ひやりとしたその風にのり
時々鶯の鳴くのが妙に
せっなかった。
季節外れ忘れられたもの
どこか私の生きざまににて


バンガローの細長の窓から見る
景色 どこかずっと遠い昔
に見たような
懐かしさがあった。
大きなどんぐりの木のせい
かも知れないと思った。

そんな思いで見ていると、
風にのり鳥が鳴きながら
とびたった。
私としたら窓のふちにつかま
り背伸び状態になり見ていた。

その後軽く朝食を済ませ
バンガローの周辺を
30分ほどかけて散歩を終えた。

準備した絵はがきを手に、
しばらくボケッとしていた。
旅はいつもけだるい。
何故また来てしまったのか、
後悔した。

やっと絵はがき1枚を書き終
えた時、*チャイクリング*に
行こうと声がかかった。
うん? *チャイクリング*
どうやら寝具を運んでくれた

お姉さんらしく日本の人では 
無いらしかった。
その時の売りこみを思い出し
ていた。はいまくら、30円
せんべぇふとん、80円。
現金でねがいます! 確かにと
素直に納得した。


サイクリングに参加し
ないで続けて絵はがきを
書き終えた。
1日目は4枚 帰る日の
明け方に3まいバンガローの
レトルトポイポスト何故か
祈る気持ちで入れた。

帰り支度をしながら
深夜すきま風と鍵がなく
寝れなかった事。
帰ってからも2*3日
風邪声だった。
今思い出だしても、さびしく
辛い旅だった。


今だったら決して
行かないし、いけない。
そんな訳で白樺湖はあまり
楽しかった思いではない。
この時私は社会人になった
ばかりだった。

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