【ナルマヨ日和投稿作品】 雪 | きゃら☆ぶろ

きゃら☆ぶろ

第3次スパロボZプレイ中なのでこっちにしてみた。


2月7日はナルマヨの日らしいですよ~。

そんな訳でナルマヨ日和 様のお題「手つなぎorオンブ」の

期日ぎりぎりですが、久々のナルマヨ話です。

一応手つなぎとオンブ、両方入ってます。






真「なるほどくん! 雪! 雪が積もってるよ!!」

成「は~・・・通りで寒いわけだ・・・。」

真「ほらほら! 雪といえばアレだよアレ!!

  雪合戦に雪だるまに・・・あ! これだけ積もってたらカマクラも作れるかも!」

成「まさか・・・こんなに寒いのに外で遊ぶ・・・なんてことはない、よね?」

真「遊ぶに決まってるでしょ! こんなに積もってることは滅多にないんだよ!

  だから! なるほどくんも一緒に遊ぶの!!」

成「今日は一日中コタツの中で丸くなる予定だったのに・・・。」

真「そんなオヤジくさいこと言ってないで早く出る出る!!」

成「はは・・・やれやれ・・・。」



雪、か・・・雪といえばどうしてもあの日を思い出してしまうんだよな・・・。

あれからずいぶん経ってると思うんだけど・・・。



真「あははっ! なるほどくんの顔、真っ白~!!」

成「そりゃ、真宵ちゃんにあんなに雪を食らわせたら、こうなるに決まってるだろ・・・。」

真「くっくっく・・・思い知ったかアクダイカーン!!」

成「誰がアクダイカーンだよ。何というか、この寒さと雪の量と

  真宵ちゃんの運動能力と、ついでにアクダイカーン

  全てに異議を申し立てたい気分だよ。」

真「じゃあじゃあ! 法廷の時みたいにカッコよく“くらえ!”って

  言ってみたらどうかな?」

成「いや・・・真宵ちゃんに雪、いっぱい食らわされたから別にいいよ。」

真「・・・もう! じゃあなるほどくんに沢山くらわせたいから、もっと雪、集めてくるね!!」

成「え・・・?」

 (これ以上食らったら雪だるまになっちゃうぞ? 僕・・・。)



あれからずいぶん経った・・・。

僕は今でもあの事件のことをよく思い出す。

あれは色々な人達、特に真宵ちゃんにはとても辛く悲しい事件だったと思う。

でも真宵ちゃんはあれから、そのことは口に出さず、

前と同じように僕に接し、そしてよく笑った。

僕は彼女の笑顔が好きだ。

だから彼女の辛い顔や悲しい顔は見たくないんだけど、

でも本当に辛い時、悲しい時はいつでも言ってほしいんだ。

だって僕は真宵ちゃんの笑顔を守りたいし、

それに僕は真宵ちゃんのことが・・・。



真「きゃわわ~!!」

成「ま、真宵ちゃん!?」

真「あはは、転んじゃった・・・!」

成「あ~・・・ここ、ちょっと坂になってるから転びやすくなってたんだな・・・。」

真「えへへ、油断しちゃったよ。」

成「ほら笑ってないで・・・立てる?」

真「う、うん・・・。あ、なるほどくんの手、暖かいね・・・!」

成「そ、そう? まぁ、冷たくはないほうだとは思うけど。」

真「あたしの手、すぐ冷たくなっちゃうから、もう少し握ってようかな!」

成「こらこら。僕の手は湯たんぽじゃないんだぞ?」

真「もう! もっとなるほどくんの手、もっと握っていたいのに・・・!!」

成「おいおい。そんなこと言ってると、置いて行っちゃうぞ?」

真「ま、待って! なるほどくん!!」

成「どうしたんだよ? 今度は。」

真「た、立てなくなっちゃった・・・足挫いちゃったのかな?」

成「な、なんだって! ちょっと見せてみて!」

真「きゃわわ! なるほどくんのエッチ!!」

成「ちょ・・・何もグーで殴らなくても・・・。」

真「だってなるほどくんがいきなり・・・ゴニョゴニョ。」

成「別にそんなつもりはなかったんだけど・・・。」

真「じゃあ責任とって! ん!」

成「ん?」

真「だ~か~ら~! ん!」

成「ん! って言われても何がなんだか・・・。」

真「も~! こういう時はオンブでしょ? オ・ン・ブ!」

成「え!? でもそれはちょっと恥ずかしいし・・・。」

真「じゃあ、お姫様抱っこでいいよ?」

成「なるほど、良いセンスだ。・・・って、んなわけあるか!」

真「じゃあオンブして! まさか、このままあたしを見捨てる気じゃないでしょ?」

成「う~・・・。」

真「このまま、あたしを見捨てると綾里の怨念が一生なるほどくんに降りかかっちゃうよ!!」

成「分かった分かった! オンブすればいいんだろ! すれば!!」

真「やった! えへへ、なるほどくんの背中、大きくて温かいね!!」

成「はは。それはどうも・・・。」



マッタク・・・真宵ちゃんはいつまで経っても子供というか何というか・・・。

でも、放っておくと、すぐどこかへ消えちゃいそうで・・・。

それが今の僕にはすごく怖い・・・。

真宵ちゃんの笑顔、いや全てを守るため

この手と背中は、いつでも差し出そう。

キミを守るためだったら何でもするさ。

だって僕は、真宵ちゃんのことが好きなのだから。






(あとがき)


え~・・・久々(数ヶ月ぶりくらい?)にナルマヨを書かせていただきましたが、

どうだったでしょうか? 久々すぎて感覚が違うかも・・・!

口調とか違和感ありまくりだったらゴメンナサイ・・・!!


実はこんなに長くするつもりはなかったのですが、

日が経つごとに色んな妄想が入って膨らんだ結果、こうなってしまったようです!

書いていくうちに・・・妄想が・・・妄想が・・・はびこ(←自重)

(実は他のキャラクターを出そうかと思ってたのですが、それも自重しておきました。)


やはりナルマヨは良いですね!

この場を与えてくださったナルマヨ日和様には心から感謝したいと思います!

実は他の方の小説をまだ読んでいないのですが、

時間が空き次第、読ませていただこうかと思います。

これからもよろしくお願いします!!


P.S.雪が積もった日、ちょっとした坂に転んでしまったのは体験談からです・・・。

  (伊藤 あっしゅだと萌えないですね・・・。どうもすみません。)