小説「ナルマヨデート」 | きゃら☆ぶろ

きゃら☆ぶろ

第3次スパロボZプレイ中なのでこっちにしてみた。

先に“ウエイトレスの真宵ちゃん ”を見ておくことをオススメします。



わたくしの名前は、綾里春美と申します。


実を言いますとわたくしには、ある心配事があるのです。
それは・・・真宵さまと、なるほどくんの仲が

どこまでいっているのか、ということです!
このお二人はお互いに想いあっているのですが、

無事に「結婚」まで辿り着けるのか・・・。


この前、それとなくお二人に聞いてみたのですが、
どうやらお二人は、“キッス”もいまだにしていないらしく・・・。
わたくし、とても心配になったのです・・・。
しかし! 今度の休みにお二人がデートをするという情報を

聞きつけたわたくしは、いてもたってもいられず、

ある名案を思いついたのです!



~デートの前日 とある場所~


春「みなさん、今日はお集まりくださりありがとうございます!
  ふつつかもののわたくしですがよろしくお願いいたしします!」

矢「え? オレここに、あやめちゃんが来るって聞いたんだけど・・・」
御「私はここに、トノサマンが来ると・・・」
冥「私はここで、成歩堂龍一をムチで打てると聞いたわ・・・」
糸「自分はここで、タダ飯が食い放題と聞いたッス・・・」
春「すみません・・・。今日はみなさんにある重大なことを

  伝えるためにお集まりくださったのです・・・」


四人「ある重大なこと?」


冥「どういうことかしら? 綾里春美!!」
御「どういうことなのだ? 春美クン!!」
矢「どういうことよ? 春美ちゃん!!」
糸「どういうことッスか? 春美ちゃん!!」


春「それは!」
四人「それは?」
春「明日、真宵さまと、なるほどくんがデートをするのです!!」
四人「・・・・・・・は?」


御「そうか・・・遂に二人もそんな仲に・・・」
冥「待った! 御剣怜侍! この前の公園の時のこと、

  忘れたのかしら?」
御「ム・・・」
矢「くっそ~・・・・・あいつ、あの子のなんなのさ!」
糸「うぅ~、なんだかうらやましい話ッスねぇ・・・

  自分もデートしてみたいッス・・・」
御「待った! 糸鋸刑事・・・たしか君にはマコクンという女性と、

  同棲していると聞いたのだが?」
糸「うえ!? な、何で知ってるッスかぁぁぁぁぁっ!?

  ま、まさか御剣検事はエスパー!?
  な、何かすげえッス! とにかく凄ぇッス!!」
御(成歩堂に聞いたということは、言わない方がいいだろうな・・・)
春「あの、とにかくみなさん、聞いてください!!
  何故みなさんを、このナルマヨ推進委員会に招集したか!!」


四人「ナルマヨ推進委員会!?」


ボ「ではこれより、ナルマヨ推進委員会設立について、

  会長の綾里春美様から説明してもらいたいと思います。」
御「何故、あの時のボーイがここに!?」
ボ「細かいことは気になさらず、御剣怜侍様。」
御「ム・・・」
ボ「では、綾里春美様。」
春「はい! 真宵さまは、わたくしの憧れです。

  頭がよくて、美しくて、優しくて、暖かくて、
  いつもほがらかで、風邪もひかず、好き嫌いもせず、

  早寝早起き、わたくしより、かけっこも
  早いし、ご飯を食べるのも早いし、それになるほどくんという

  素敵な殿方を見つけたのです!
  真宵さまと、なるほどくんとの出会いは・・・」


それから、わたくしの話は盛り上がり・・・

なんと1時間も話してしまいました。


春「以上で、わたくしの話を終わります!」


四人(パチパチパチパチ・・・


冥「感動したわ! 綾里春美!!」
御(何故、あの時の泣き顔をここで!?)


矢「感動したぜ! 春美ちゃん!

  オレ、真宵ちゃんの事は諦めるぜ!!」
御(こいつの泣き顔は、もう見飽きた・・・)


糸「か、カンドーしたッスぅぅぅぅぅ!!」
御(き、貴様もか!? イトノコギリ刑事!!)


ボ「私も感動しすぎて、ティーセットを落としそうになりました。」
御(だから、何故こいつはここにいるのだ!?

  そして何故持っているのだ? ティーセットを!!)


冥「協力するわ! 綾里春美!!」(ビシィッ
矢「オレも協力するぜ!」
糸「自分も協力するッス!」
ボ「モチのロンで私も協力させてもらいますよ。」
御「・・・・・・・」
冥「あなたは協力しないのかしら? 御剣怜侍!!

  成歩堂龍一とは親友じゃなかったかしら?」
矢「冥ちゃんの言うとおりだぜ! オレ達は親友だろ?」
御「・・・ウ・・・ム・・・」
糸「・・・じ、自分は御剣検事に従うッスよ!」
御「・・・私は・・・」


?「話は聞かせてもらいましたよ。」


御「あ、あなたは・・・荷星三郎さん・・・だろうか?」
 (どこで聞いていたのだ?)

荷「ええ。実は僕もこういう話は大好きでして。まさか2人が・・・

  いや~以前からアヤシイとは思ってたんですけど・・・

  あ! もちろん協力はしますよ! しかしまあ・・・」
御「・・・・・・・」
冥「どうしたのかしら? 御剣怜侍!!」
御「協力する。」


六人「え?」


御「私も協力させてもらうよ。ナルマヨ推進・・・だっただろうか。」
春「さすがですね、御剣検事さま!

  では、御剣検事さまは副会長ということで!!」


御「ナニィッッッッッ!?」


冥「当然ね、御剣怜侍!」
御「え?」


矢「すげえよ、御剣! 記念に似顔絵描いてやるぜ!」
御「いらん!」


糸「な、何かすげえッス! とにかくすげえッス!!」
御(・・・何がだ? まあとにかく、ここはあの言葉を

  使うべき場面なのだろうか?)


ボ「ああ・・・久々に聞いてみたいですね~。」
御(何故お前に言われなきゃならんのだ!?)


荷「僕も久々に聞いてみたいですよ。」
御(・・・トノサマンが・・・そういうのであらば・・・)


御「異議あり!!



こうして、ナルマヨ推進委員会は結成された(?)のです。
そして・・・



~デート当日 成歩堂法律事務所~


真「お待たせ! なるほどくん!」
成「遅いよ、真宵ちゃん。」
真「エヘヘv」
成「エヘヘv ・・・じゃないだろ!」
真「ごめん、ごめん。今日はね、オシャレしてきちゃった! どう?」
成(いつもと変わらないけど・・・)


春「なるほどくん! 愛しい真宵さまがオシャレをしてきたのですよ!

  何か言う事は?」
成「え? 待った


ゴゴゴゴゴ・・・


成「え・・・・・?」


春「伝家の宝刀、百烈ビンタ!!」(ビシバシビシバシィッ


成「ぐはぁっ!!」(バタッ


真「あ! 大丈夫? なるほどくん!」
成「な、なんとか・・・というか、なんで春美ちゃんがいるんだ?」
真「あ・・・その・・・ついてきちゃったんだけど・・・いいかな?」
成「え?」(そ、それは困る・・・だって・・・)


春「あ! わたくしはいいのです! お二人でムードたっぷりに、

  デートを楽しんできてくださいなvvv」
真「も・・・もう、はみちゃんったら! そういうんじゃないよ!

  ね! なるほどくん!!」
成「え? う、うん・・・まあ、ね。」(真宵ちゃん・・・)


春「では、お二人ともお気をつけて、いってらっしゃいませv

  わたくしは、お留守番しておりますので!!」
真「あ! 何かあったら、あたしの携帯にかけるんだよ!」
春「はい! わかりました!!」
 (なるほどくん・・・頑張ってきてくださいね・・・)(ジーッ

成(うっ! 何故か、春美ちゃんの視線がスルドイ・・・

  これは、真宵ちゃんへの視線・・・かな?)
春(なるほどくんへの視線です!)



それから真宵さまと、なるほどくんは遊園地へお出かけに参りました。
そして・・・



~朝 遊園地前~


冥「成歩堂龍一と綾里真宵は、遊園地へ入ったわ!」
春「お待ちください! まだヤッパリさんが来ておりません!」
御「ム・・・確かこんな事を言っていたような・・・」


~昨日~


矢「やっぱ、明日はパスな、オレ。」
御「な、何故だ!?」
矢「いや~。実はまだメイちゃんのムチムチ大冒険が

  完成していなくてよ~。」
御「・・・・・は?」
矢「それでよ、成歩堂の家から六法全書を盗んできたワケ。」
御「な、何で六法全書なんだ!?」
矢「あのな、それでその全ページに絵を描いて、

  パラパラ漫画でも描こうかなって思ってさ。」
御「ぱ、パラパラ漫画だと!?」
矢「どうよ、御剣! 面白そうだろ? だから明日はパスな、オレ。」
御(確かに面白いかもしれないが・・・全ページは余計だろうな。)


~再び、遊園地前~


冥「・・・・・・・」
春「わあv 何だか素敵なお話ですね!」
糸「あれ? あとボーイと荷星さんも来ていないッスよ?」
御「ボーイは知らんが、荷星さんはお忙しいのだろう。」
冥「じゃ! そろそろ入るわよ!」(ビシイッ



~朝 遊園地入り口~


小「よい子のみんな~。入場券を買っていってね~。」
御「春美くんの分は、私が出そう。」


糸「!!!!!!!


御「ど、どうしたのだ? イトノコギリ刑事!!」
糸「お、お金が足りないッスゥゥゥゥゥッ!!」
御「何だと!? 仕方がない、ならば私が・・・」
 (・・・少し給料を下げすぎてしまったか?)
糸「いや、いいッス! 自分は帰るッス!

  御剣検事に迷惑はかけたくないッスから!!」
御「糸鋸刑事・・・」
糸「待っててくれッス、マコクン!

  今から家に戻るッスゥゥゥゥゥッ!!」(ピュ~ン


三人「・・・・・・・」


冥「あのヒゲ・・・最初から参加する気はなかったようね・・・」
御「そのようだな・・・」
冥「でも安心しなさい、御剣怜侍。ヒゲに発信機を付けておいたわ。」
 (あとで、ムチのフルコースを食らわしてやる! 

  カクゴしておきなさい! ヒゲ!!)


御「・・・とにかく、急ごう。あの二人を見失わないうちに。」
春「そうですね。」
小「よい子のみんなは、マネしちゃダメだぞ~。」



~朝 遊園地~


成(よし! 僕も男だ!! 今日のデートで必ず真宵ちゃんに

  告白して、それから・・・・・キ・・・)
真「どうしたの? なるほどくん!!」
成「わぁぁぁぁぁっ!?」


真「え! 何!?」
成「あ、ごめん・・・考え事してたんだよ。」
真「ふぅん・・・。なるほどくんでも、考え事ってあるんだね。」
成「失礼な子だな・・・。それで? どれから乗る?」
真「うーん・・・やっぱり最初はジェットコースターかな?」
成「い、いきなりジェットコースター!? 僕、高い所はその・・・」
真「え~・・・。ダメだよそれじゃ! 男でしょ!?」


成(そ、そうだ。真宵ちゃんの前でカッコ悪いところは・・・)
 「よし、行こうか! ジェットコースターに!!」(キリッ
真「うんうん! そうこなくっちゃ!!」



御「・・・あ、アレに乗るのか? 揺れるのは・・・アレなのだが・・・」
冥「ダメよそれでは! あなたも男でしょ!?」
御「ムゥ・・・そういえば、春美クンの姿が見当たらないのだが・・・」


?「お待たせしてしまったみたいね、お二人さん。」
二人「あ、あなたは!?」
千「綾里千尋よ。でも、今は春美ちゃんに霊媒されている身・・・」
御「・・・・・・・」
冥「どこを見ているのかしら? 御剣怜侍!」(ビシィッ
御「グッ! と、とりあえずこの上着を着てもらえませんか?」
千「ありがとう・・・でも大丈夫かしら?」
御「ああ・・・それよりも何故あなたが?」


千「そうね、春美ちゃんは小さいでしょ?

  だからジェットコースターには乗れないの。
  あ! もちろん話の方は、春美ちゃんから聞いたわよ。
  なるほどくんは、このデートで勝負をかけるつもりみたいね。」
御「まあ、そのようだが・・・」
千「お二人さんも負けないようにネv」


二人「え・・・?」


千「じゃ! そろそろ行こうかしら?」
冥「そうね・・・。覚悟はできたのかしら? 御剣怜侍!!」
御(そのフルネームで呼ぶ癖は、何とかならないのだろうか?)



そして、みなさんがジェットコースターに乗り終えた後・・・



真「大丈夫? なるほどくん。」
成「うん! ジェットコースターって楽しいものなんだね!!」
 (ま、これも真宵ちゃんと一緒だったから・・・かな?)
真「でしょ、でしょ? じゃあ次は、あれに乗ろ!」



冥「大丈夫かしら? 御剣怜侍!」
御「・・・・・・・」
千「顔がミドリ色になってるわ。まるで風邪をひいたときの、

  なるほどくんみたいね。」
冥(全くこの男は・・・私が、面倒を見なくちゃならないのかしら?)
千「じゃあ、私は真宵となるほどくんの所に行ってくるから、

  二人は楽しんできたら?」
冥「え? 何を言うの! 綾里千尋!!」
千「フフv じゃあごゆっくり! 上着も返しておくわね!」
冥「ちょ、ちょっと!?」(・・・な、何なのよ!!)


御「メイ・・・。」


冥「キャ!? お、起きたの? レイジ・・・。」
御「ああ。私もまだまだな、これしきの乗り物で気分が悪くなるとは。
  こんなことでは、いつまでたっても、

  あの事件の呪縛からは逃れられないな。」
冥「あの事件・・・まさか!?」
御「ああ・・・DL6号事件・・・私の父が亡くなった事件だ。」
冥「!! 確か、その事件の犯人は・・・」
御「それ以上の発言は禁止する、メイ。

  しかし彼のおかげで、私は最高のパートナーに出会った。」
冥「な・・・何を言ってるの? レイジ。」
御「フッ・・・何を言ってるのだろうな。

  さて・・・次の乗り物にでも乗るか? メイ。」
冥「そうね。私があなたのトラウマを克服させてみせるわ!」
御「フッ・・・それは楽しみだな。」
冥「覚悟することね! 御剣怜侍!!」(ビシィッ



結局、御剣検事さまと狩魔検事さまもデートをすることに・・・

ハァ・・・うらやましい限りです。
そのころ、真宵さまとなるほどくんは?



~昼 遊園地~


真「ねえ、なるほどくん。そろそろお昼にしない?」
成「え! もう?」
真「ダメ?」(ウルウル・・・
成「そ、そんなことで泣くなよ! わかった、お昼にしよう!!」
 (真宵ちゃんの泣き顔には弱いな・・・僕・・・)


真「やった! じゃあ、みそラーメンにしよっか?」
成「そういう、お店はないと思うけど・・・」
真「えぇ~っ! なるほどくんのケチ!!」
成(ケチとかそういう問題じゃないと思うけど・・・)


真「あ! わたあめ屋さんがある!!」
成「え! わたあめ?」
真「あーん、わたあめ食べたいよぉ~!」
成「わ、わかったよ! あの、オジサン・・・って、あれ?」
真「どうしたの? なるほどくん・・・あ!?」
千(な、何であなたがここに!?)


星「やあ、チミたちかね、元気にしておったかの?」
成「なんで、星影先生がわたあめ作ってるんですか!?」
星「ああ、趣味ぢゃよ、趣味。」
成「はあ・・・趣味ですか・・・」
星「ところで、チミたちはデートかの?」
成「え? ま、まあ・・・そんなところです・・・」
星「そうか、そうか。いやあ、若さというものはいいものぢゃの。

  “青春の日々は~青いレモンの香り~♪”かァ・・・」
千(せ、先生! 妹と弟子の邪魔をしないでほしいんですけど・・・)


成「・・・あの?」
星「おお! スマン、スマン。

  よし! チミたちにはサービスで、タダにしてやるぞい。」
真「え! ホントですか、星影先生!!」(ジュル・・・
成「あの・・・1個でいいですよ。

  じゃないと、お店が潰れちゃいますから・・・」
星「ハッハッハ・・・、冗談がキツイの~。」
成(冗談じゃないんだけど・・・)


星「ぢゃあ、真宵さんに1個ぢゃの。」
真「ありがとうございます! 星影先生!!」
星「いいんぢゃ、いいんぢゃ。」
 (ぢゃが、なんでワシがこういう役柄なんぢゃろうか・・・)
千(それは、先生がカーネル・サンダースにそっくりだからです!)



そして・・・お二人はお食事の時間になりました。



~TAKE1~


成「あのさ、真宵ちゃん。」
真「?・・・どしたの、なるほどくん。」


ナルマヨデート



成「口に・・・綿あめがついてる・・・」
真「え、ホント! どこ、どこ?」
成(ああ・・・これじゃ、雰囲気が・・・)



~TAKE2~


成「あのさ、真宵ちゃん。」
真「?・・・どしたの、なるほどくん。」


須「みそラーメン2丁、お持ちしたッス!」


真「ありがとう! マコちゃん!!」
成(雰囲気が・・・)
糸(マコクーン! どこ行っちまったッスかぁぁぁ!?)



~TAKE3~


成「あのさ、真宵ちゃん。」
真「?・・・どしたの、なるほどくん。」


?「んゴォージャス、ゴージャス! そしてゴージャス!!」


真「あ! マックスだv」
成「・・・・・・・」
マ「やあハニィたち! デートかい?

  デートだったら、近くのタチミサーカスにおいでよ!!」
成「・・・遠慮しておきます。」
マ「だったら・・・飛んでみるかい? ハニィたち!!」
成「・・・それも、遠慮しておきます。」
真「え? あたし、飛んでみたい!!」
成(千尋さん・・・こんな時、僕はどうすれば・・・)
千(なるほどくん・・・弁護士はピンチの時ほど、

  ふてぶてしく笑うものよ。)



~TAKE4~


成「あのさ、真宵ちゃん。」
真「?・・・どしたの、なるほどくん。」


?「あれ? これはこれは、成歩堂君じゃないですか?」


真「あ! 裁判長さん!!」
成(・・・何で? ・・・どうして? ・・・)
裁「いやあ、私はですね。孫と一緒でしてね・・・。

  あれ? もしかして、お邪魔だったかな?」
成(何だ? みんなして、僕の邪魔をしてるのか?)
千(・・・裁判長、夜道には気をつけることね・・・)



~TAKE5~


成「あのさ、真宵ちゃん。」(キョロ、キョロ
真「?・・・どしたの、なるほどくん。」


成「やっぱり、別のところに行かない?」
真「そうだね。じゃあ、あたしまだ乗りたい物があるから、行こ!!」
成「ええっ!?」(僕の告白は、いったいいつになるんだー!!)


けっきょく、この時に、なるほどくんは告白できませんでした。
しかし、なるほどくんは最後の最後に・・・?



~夕方 遊園地~


真「今日は楽しかった~v アリガト! なるほどくん!!」
成「いやいや。僕にはまだやってないことがあるんだけど?」
真「え! なに、なに?」
成「じゃあ・・・最後はアレに乗る?」
真「え? 観覧車?」
成「うん。」(あそこなら、邪魔されずに二人っきりになれるからな・・・)


真「いいよv あたしも最後に乗りたかったしvv」
成「そっか・・・それはよかった。

  後で真宵ちゃんに話したいことがあるから。聞いてくれる?」
真「う、うん・・・。」
 (なるほどくんが、あたしに話したいこと? なんだろ・・・)

千(なるほどくん。真宵のこと・・・頼んだわよv



~夕方 観覧車内~


真「わあ~v 夕焼けがキレイだよ! なるほどくん!!」
成「そうだね。」(真宵ちゃん・・・君の方が・・・)


真「それで、それで? あたしに話したいことって?」
 (あれ? なんだかドキドキしてきた・・・)
成「隣・・・いい?」
真「え? う、うん。それで? あたしに話したいことって・・・」


成「僕にはさ・・・好きな人がいるんだ。」
真「え、ええっ? あ、そっか・・・あやめさんでしょ?

  大学生の時に付き合ってたし・・・」
 (だから、あたしのことなんて・・・)

成「いや、僕があやめさんのことを好きだったのは、

  大学生の時だけだよ。今は・・・違う。」


真「え?」(それって・・・もしかして・・・)


成「僕は・・・真宵ちゃんのことが・・・好きなんだ!!
真「・・・え! ほ、ホントに? ホントのホントに??」
成「ああ! ホントに・・・大好きさ!!」
真「ウレシイv あたしもなるほどくんのことが好きvv」
成「ほ・・・ホントのホントに?」
真「ウンv ホントのホントに大好きだよvv」


成「ありがとう、真宵ちゃん。あ、あのさ・・・」
真「ん、なぁに?」
成「目、閉じてもらってもいい?」
真「う、うん・・・」



ハァ・・・うらやましいです・・・あ! こ、ここここの後の展開は、
わ、わたくしの口からはとてもとても・・・

それでは、幸せなお二人がお帰りになった後の
お話しを!!



~夜 成歩堂法律事務所~


春「おかえりなさいませ! 真宵さま! なるほどくん!」
真「ただいま~v はみちゃん!」
成「ただいま~。」
春「実はわたくし。お二人の為にナルマヨ推進委員会を

  お作りしたのですが・・・」


二人「ナルマヨ推進委員会!?」


春「もういらないようなので、お二人の結婚披露宴の時に

  招待しようと思います!」
成「ま、待った! 春美ちゃん! まだ、僕達は・・・」
真「え! し、しないの? なるほどくん!!」
春「しないのですか? なるほどくん!!」
成「い、いや・・・まだその・・・色々あるだろうし・・・」


真「ヒドイ! あたしに、あんなことまでしておいて・・・」
春「え? え? なにをしたのですか? なにをしたのですか??」
成「待った! 真宵ちゃん!! 春美ちゃんの前でそんなこと・・・」


真「そんなことって、なにかな~? な~る~ほ~ど~・・・クンvv」
成「ま、真宵ちゃん・・・。」
春(ハァ・・・うらやましいです・・・)
真「それで、それで? その委員会とやらは、何人集まったの?」
春「あ! えっとですね・・・。」


わたくしは、とある紙を見せました。


真「うわ! すごい数!! こりゃ披露宴の費用とか大変・・・」
成「どれどれ? うわ!!」
 (何だこの数は? 
・・・って、アッシュ??)


真「あと、お姉ちゃんやお母さんやお父さんも!?」
春「はい! 倉院流霊媒道・家元の結婚披露宴ですから!!」
成「あの~披露宴の費用っていうのはやっぱり・・・?」
真「前に言ったでしょ! 綾里家は今、お金がないって!!」
春「はい! なるほどくんは、真宵さまのためならば、

  いつもの中・の中ですよねvv」


成(うぅ・・・やっぱりここはあの言葉を使うべき場面なのかな?)
春「わたくしも、いつかあの言葉を使ってみたいです!」
真「あたし、あの言葉を言ってるなるほどくんが、一番好き!!」
成(じゃあ、お言葉に甘えて・・・)



成「異議あり!!


・・・と言いましても、このお二人が結婚するのは

いつになるのでしょうか・・・。


実はコレ、“朝日の中で ”に続きます!!