小説「朝日の中で」 | きゃら☆ぶろ

きゃら☆ぶろ

第3次スパロボZプレイ中なのでこっちにしてみた。

今日は文化の日、ということで

過去に書いた作品の中でも最高傑作と思われる

“朝日の中で”をお送りしたいと思います!

ま、いつものナルマヨ小説ですけどね~。

一応、2人は恋人同士、という設定らしいです。

では、いつもと比べるとかなり長いですがいってみましょう!!


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あたしの名前は、綾里真宵!
成歩堂法律事務所の副所長やってます!
けどあたしは今、葉桜院で修行中なんだ!
もちろん、倉院流霊媒道の家元になる為なんだけど・・・。
でも、あたしにとってはもうひとつ理由が・・・。



~葉桜院~


あ「真宵様、どうされましたか? お元気がなさそうですけど・・・」
真「あ、あやめさん! あたしは別に・・・」
あ「・・・もしかして、成歩堂様の事・・・ですか?」
真「え! ど、どうしてあたしがなるほどくんの事を・・・」
あ「実は、先日成歩堂様からお電話を頂きまして・・・

  その時に聞いたのです。」
真「な、何をですか?」
あ「成歩堂様が、真宵様の事を好きだということを。」
真「え! そんなことを言ってたんですか?」
あ「ええ・・・でも、これでよかったのですわ。」
真「ど、どうしてですか!? あやめさんは、今でもなるほどくんの事・・・」
あ「真宵様。私の事など、もうどうでもいいのです。そんなことよりも・・・」
真「なるほどくんが・・・ピンチ・・・」
あ「ええ・・・今度の裁判は、かなり苦戦しているようですわ。」
真「どうして・・・いつものなるほどくんなら、こんな裁判・・・。」
あ「それは、いつもの成歩堂様ではないから・・・ではないですか?」
真「ど、どういうことですか!?」
あ「成歩堂様には、真宵様が必要なのです。

  そして、真宵様にとっても・・・」
真「で、でもでも! あたしが行っても・・・それに修行が・・・」




ビ「修行なんて、いつでもできるじゃない?」
真「ビキニさん!」
ビ「好きな人が苦しんでるって時に、何もしてあげないのかい?」
あ「真宵様。成歩堂様のお側にいられるのは、あなただけですわ。」
真「あやめさん、ビキニさん・・・わかりました! すぐに出かけます!!」
ビ「今度修行に来る時は、成歩堂さんと春美ちゃんを連れてきなさい。」
真「分かりました! じゃあ、行ってきます!!」



あ「あの・・・ビキニ様。成歩堂様は、真宵様の為にお呼びに

  なるのですよね?」
ビ「そうだよ。真宵様は、成歩堂さんがいないと、

  修行に集中できないからね。」
あ「じゃあ、春美ちゃんは・・・」
ビ「あやめ。あなたの為だよ。」
あ「私の・・・?」
ビ「あやめと春美ちゃんには仲良くなってもらいたい。
  きっと真宵様もそう思って、ここに来たんじゃないのかい?」
あ「じゃあ真宵様が、この葉桜院にいらしたのは・・・」
ビ「きっと、あやめと春美ちゃんの為だったんだろうね。
  あとは・・・あやめの昔の恋人を奪ってごめんなさいって

  気持ちかしら?」
あ「真宵様・・・」
ビ「あやめ。春美ちゃんと仲良くしなさい。あと新しい恋人を

  見つけなさい。」
あ「び、ビキニ様!?」
ビ「あなたは、まだまだ可愛いんだから。ま、オバサンには

  敵わないけど? わは、わはは。わははははは・・・。」
あ「ビキニ様・・・そうですわね。私、頑張りますね。」



~数時間後 法廷内休憩所~


成「くそ・・・、あと少し・・・あと少しでつかめそうなのに!!」
冥「邪魔するわ、成歩堂龍一。」
成「狩魔冥! いったい何しに来た!?」
冥「この休憩が終わったら、貴様の依頼人を確実に

  有罪にしてやるわ!!」
成「まさか、そんなことを言いに来たのか?」
冥「ええそうよ、貴様にとどめをさす為にね。まあ頑張りなさい、

  成歩堂龍一!!」
成「くそ・・・、狩魔冥め・・・。」


御「邪魔するぞ、成歩堂。」
成「御剣!? お前こそ何しに来たんだ!? 僕を笑いに来たのか!?」
御「ハッ・・・そうではない、貴様が苦戦していると、糸鋸刑事に

  聞いたのでな。もし私が弁護士だったならば、こんな裁判、

  一日で解決させてみせる。成歩堂どうしたのだ? 

  キミらしくもない。やはり・・・真宵くんの事か?」
成「ああ・・・ずっと考えてたんだ、何かが足りないって・・・。
  でもやっと気づいたんだ、それは真宵ちゃんの事なんだなって・・・。
  真宵ちゃんが側にいないだけなのに・・・それだけなのに、僕は・・・。」
御「成歩堂。キミは気づいていないかもしれないが、

  実は私の後ろに・・・。」
成「え?」
真「なるほどくん!!」
成「ま、真宵ちゃん!?」
御「では私はこれで失礼する。成歩堂・・・勝てよ。」



成「御剣・・・そ、それよりも真宵ちゃん、どうしてここに?」
真「あ、あのね! なるほどくんが心配で心配で、それで・・・。」
成「そっか・・・ありがとう真宵ちゃん。」
真「え!? で、でもでも! あたし、弁護の事よくわからないし・・・。」
成「いや。君は僕の側にいてくれるだけでいいんだ。」
 (本当にそれだけでいいんだ・・・それだけで・・・)



叶うのならずっとずっと



その時、なるほどくんは、あたしを抱きしめたの・・・とても・・・強く・・・。


真「なるほどくん・・・ちょっと・・・苦しい・・・。」
 (でも、嬉しい。だって、ずっとこうして欲しかったから・・・。)
成「ご、ごめん・・・あ! そろそろ時間だ・・・。」
真「え、そうなの? あ、なるほどくん忘れ物!!」
成「え? 法廷記録なら、ここに・・・。」


チュッ・・・。


成「!!! ま、真宵ちゃん!?」
真「あたしの事、忘れないでよ!?」
成「あ、ああ・・・そういうことか。」
 (忘れるはずがない。世界中が君を忘れても、

  僕だけは絶対に忘れない!!)



~裁判所~


裁「では、成歩堂君。被告人の無実を証明する決定的な証拠品を

  提出して下さい。」
成「わかりました!」
真「なるほどくん! 頑張って!!」
冥「さあ、かかってらっしゃい! 成歩堂龍一!!」
成「これが最後の証拠品だ! くらえ!!」



~夜 成歩堂法律事務所~


真「おめでとう! なるほどくん!!」
御「よくやったな、成歩堂。」
成「ありがとう、真宵ちゃん。そして御剣。」
真「今日はお祝いだから、あたしがごちそうを作りました~v」
成「・・・って、いつものみそラーメンじゃないか!?」
真「うん! 真宵ちゃんお手製のみそラーメン!! 

  すごいごちそうでしょ!?」
成(まあ・・・真宵ちゃんらしくていっか・・・。)
真「さ、御剣検事も熱いうちにどうぞ~。

  あ! 後でビール持ってくるからね!」
御「ああ・・・お構いなく・・・。」
成「御剣・・・ちょっと異議あり。」
御「ム・・・どうした?」
成「何で、狩魔冥がここにいるんだ?」
御「ム・・・まあいいではないか。食事は賑やかな方がいいだろ?」
成「そ、そうか?」
冥「何で私がこんなバカなバカでバカにバカよバカをバカはバカがバカか

  バカさバカしあいバカげたバカそうなバカだバカぢからの

  バカ田大学出身かしら?バカとバカはバカへバカめバカもバカや

  バガボンド違ったバカボンみたいなバカの壁を越えたバカの

  成歩堂龍一に負けなきゃいけないのよ!!!!!」
成「確かにものすごく賑やかだけど・・・。」
 (ものすごく馬鹿にされてる感じ・・・っていうか、酔っぱらってる?)
 「なあ、御剣・・・。」
御「ム・・・何だろうか?」
成「狩魔冥って、未成年じゃなかったっけ?」
御「ああ・・・狩魔冥はこの前、二十歳になったばかりだ。」
真「へぇ~・・・じゃあじゃあ、二人でお祝いしたんですか?」
成「きっと高いお店行って、高いお酒とか飲んだんだろ?」
御「ム・・・ま、まあそんなところだ。」
真「え~いいないいな~。あたしも、もうすぐ誕生日だから

  どこかいきたいな~。あ、でも安い所でいいや。

  なるほどくんの給料じゃ高いお店は無理だろうし。」
成「なあ御剣、ちょっとお金・・・。」
御「その提案は却下するぞ。」(←即答)
成(ちぇっ、御剣のケチ・・・。)




真「ねえねえ、なるほどくん。」
成「え! 何? 真宵ちゃん。」
真「あたしの作ったみそラーメンどう?」
成「ああ・・・すごくおいしいよ。」
真「ホント? よかった~v 御剣検事はどうですか?」
御「ム・・・。」
成「・・・って、全然食べてないじゃないか!」
御「・・・その・・・食べにくいのだが・・・これのせいで・・・」
成「え!?」
 (まさか・・・襟元の・・・ヒラヒラ?)(←フリルのことです)
成&真「プッ・・・ハハハ、アハハハハ、ハッハッハッハッハ。」
成「ハハハ、確かにそれじゃ食べにくいよな~。ハハハハハ。」
真「ホントだ。それに御剣検事とみそラーメンって、

  全然似合いませんね~。」
成「ハハハ、確かにな~。ハッハッハ。」
御「成歩堂・・・。」
成「ん、どうした? そんな唇ブルブルふるわせて。」




バキッ(←御剣が成歩堂を殴った音)


成「ぐはあ」(バタッ)
御「私はこれで帰らせてもらうよ。」
真「え~、もう帰っちゃうんですか?」
御「ああ・・・後は二人で楽しんだらどうかな?」
真「なっ・・・。」
御「冥、帰るぞ。」
冥「う・・・ん・・・レイジ、勝ったわ・・・ムニャムニャ。」
御「フッ・・・気持ち良さそうに眠ってるな。」
真「ホントだ~、どうしましょうか?」
御「フッ・・・しょうがないな。」



その時、御剣検事は冥さんをお姫様抱っこしたのv


真「いいな~。ねえなるほどくん、あたしも・・・ってまだ気絶してる・・・。」
御「成歩堂には、よろしく伝えておいてくれないか?」
真「はい! 分かりました!!」
御「では私達はこれで失礼するよ。」
真「バイバイ! 御剣検事~!!」
御「ああ・・・。またな真宵クン。」



御剣さんと冥さん・・・ホントお似合いのカップルだよねv
あたしも、なるほどくんにお姫様抱っこしてほしいな~v


成「うーん・・・。」
真「あ、大丈夫? なるほどくん。」
成「ああ、平気平気。あれ? 御剣と狩魔冥は?」
真「二人とも、なるほどくんが気絶してる間に帰っちゃったよ。」
成「あ、そうなの? しっかし、殴る事ないのになー御剣の奴・・・。」
真「なるほどくん笑いすぎたからね!」
成「真宵ちゃんだって笑ってたじゃないか!」
真「ま、まあね。あ、そういえば御剣検事の、みそラーメンどうしようか?」
成「いいよ。僕が食べるから。」
真「え? あ、ありがとう・・・じゃ、じゃあビール注ぐね!」
成「あ、ありがとう。でも久しぶりに食べたけどおいしいよ、

  このみそラーメン。」
真「ホント? あ、あの・・・こんなので良かったら毎日作るよ、

  みそラーメン。」 (うわ、何言ってんだろ、あたし・・・。)
成「え?」
真「・・・な、何か言ってよ。なるほどくん。」
成「あ・・・ありがとう。でも、毎日みそラーメンじゃ飽きちゃうよ。」
真「そ、そうかな? あ、あたしは飽きないけどね!」
成「ははは、確かに真宵ちゃんはみそラーメン大好きだもんなー。
  でも、ありがとう。帰ってきてくれて。」
真「え? う、うん・・・。」
成「それで・・・修行とかどうするの?」
真「あ・・・なるほどくんがヒマな時でいいよ。」
成「え? それってどういう・・・。」
真「あたし・・・なるほどくんがいないと全然ダメなの。
  なるほどくんが心配で・・・なるほどくんに会いたくて・・・
  だから、修行にも集中できなくなって・・・それで・・・。」
成「そっか、僕と同じだな。僕も真宵ちゃんがいないと全然ダメな男だよ。
  でも真宵ちゃんが帰ってきてくれて本当に良かった。

  あ、言うのを忘れてたことがあったよ。」
真「え、何? なるほどくん。」
成「お帰り、真宵ちゃん。」
真(そっか・・・まだ言ってなかったっけ。)
 「ただいま! なるほどくん!!」



バタンッ・・・。


真「ど、どうしたの? なるほどくん!」
成「いや・・・安心したら力が抜けて・・・それに酔いが回ってきたみたい。
  ちょ、ちょっと仮眠室で横になってくる・・・。」
真「だ、大丈夫?」
成「ああ・・・大丈夫・・・ちょっと・・・横になれば・・・ZZZ。」
真「あ~あ、寝ちゃった・・・。」
 (なるほどくんのバカ。あたしを抱きしめてくれるのかなって

  思ったのに。)





結局、なるほどくんはいつまでたっても起きようとしない。
どうしよう・・・あたし、今日は帰りたくないよ・・・。
ずっと、なるほどくんの側にいたい。
でも、なるほどくんは起きてくれない。
なるほどくんに抱きしめてほしかったのに、力強く。
このまま、なるほどくんを襲っちゃおうか?
いやいや、さすがにそれはいけない事だよね。
でも、なるほどくんになら・・・襲われてもいいかな?
・・・・・・・って、あたし何考えてんだろ。
そうだ! 一緒に寝ちゃえばいいんだ!! ここのベッド、

意外と大きいし・・・。なるほどくんが起きたら、きっと驚くだろうな~。

あたしが隣で寝てたら。すると、きっと勘違いしちゃうんだろうな~。
あ、そうだ! あたしが裸で寝てたら、もっと驚いて、

もっと勘違いするよね!!ふふん♪ 

なるほどくんがいけないんだぞv あたしより先に寝ちゃうからvv



~朝 成歩堂法律事務所~


成「う・・・朝か・・・頭痛い・・・もう1回寝よ。」













僕は気分が悪くなったので、もう1回寝ようとした。しかし・・・。












成「ん? 誰かが隣で寝てるような・・・。」









僕は横を向いた。











成「ああなんだ、真宵ちゃんか。でも、寝顔も可愛いな・・・。」
 (・・・・・え? 真宵ちゃん!? げ、よく見ると何も着てないような・・・)








僕は慌てて掛け布団をどけた。







成「げげっ、真宵ちゃん下着姿じゃないか!」
 (やべっ、鼻血が出そう・・・。)










僕は慌てて掛け布団を元に戻した。
そして僕は、現在の状況を頭の中で整理してみることにした。


とりあえずここは僕の事務所の仮眠室のベッドの上。
そして、どうやら僕は酔っ払って、そのままここで一晩を過ごしたらしい。
で・・・隣で寝てるのが・・・下着姿の、真宵ちゃん・・・。
こ、こりゃあ・・・どう考えても・・・。
僕が酔っ払った勢いで、真宵ちゃんを襲ったとしか・・・。






真「う~ん・・・。」
成(げ、まずい! 真宵ちゃんが起きた!!)
真「おはよう、なるほどくん。」
成「お、おはよう・・・じゃなくて!」
真「え! どしたの?」
成「こんな事、聞いちゃいけないかもしれないけど・・・。
  何でそんな格好してるの?」
真「え! もしかして・・・覚えてないの?」
成(ま、まさか・・・。)
真「なるほどくんが、こんな格好にさせたんだよ!」
成(や、やっぱりそうなのかー!!)




バタンッ・・・。


真「え・・・ま、待ってなるほどくん! しっかりして!!」
成「ごめんよ・・・真宵ちゃん。僕のせいで・・・。」
真「いや・・・謝らなくていいよ、悪いのあたしだから。」
成「へ!?」
真「ホントは何もなかったの。あたしが隣で勝手に寝てただけだから。」
成「え!? じゃ、じゃあ何でそんな格好を!?」
真「いやあ、その方が面白いかな~って・・・。」
成(面白いかな~・・・とかいう問題じゃないだろ・・・。)
真「どう、どう? 驚いた? 驚いた??」
成「そりゃ、驚くよ。僕が真宵ちゃんを襲ったかもしれないって

  思ったら・・・。」
真「でもあたし、それでも良かったんだけどな~・・・。」
成「え! 今、何か言った?」
真「な、何でもないよ!!」
成「そう・・・じゃあ、とりあえず服を着てくれよ・・・目のやり場に困るから。」
真「え、そうなの? けど、なるほどくんなら見てもいいよv ほらvv」
成「だから、ちゃんと服を着て・・・。」


バタンッ・・・。


その後、僕は仕事に取り掛かったのだが、全くはかどらなかった。
そりゃそうだよな・・・。
朝日の中での真宵ちゃんが、目に焼き付いてしまったのだから・・・。


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という、ナルマヨのお話でした~。(少しミツメイも入ってる?)

今見ても、かなり長いですね・・・。確か4日くらい掛かったような?

実はこれ、1年位前に書いたお話で、とあるサイトに送ったんですね~。

(もしかしたら、知ってる人・・・いるかな? 今では残ってないけど)

今では、こんな長いお話は書けませんな・・・多分。