iMacを使い始めたり、MacBookを買ったりしてますが、
まだ完全に移行できたわけではなく、実はまだVistaがメインマシンです。
しかし心の中ではVistaに見切りをつけたわけで、
使っていて一挙一投足、気に食わない感じになってきてます。
そこで、GUI(グラフィカルなUI)ではなく、CUI(要はコマンドライン)中心でプログラミングできるようにしたら気がまぎれるのでは?と思い立ち、いくつかのツールをインストールしてみました。
注: 以下はプログラミングに興味ない人は超つまんない内容ですよ。
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(1) SVN(バージョン管理ツール)
まずはサーバからプログラムをチェックアウトしないと始まらないのでSVNクライアントを探してみました。
いくつかツールはあるみたいですが、今回はコマンドライン中心に使えて、サクサク動くものを探してみた結果
Slik SVN
http://www.sliksvn.com/en/download
を採用しました。
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(2) SVNのssh対応
Slik SVNをインストールしてsvnコマンドは動くようになりましたが、
SVNサーバとの通信はsshで暗号化されているので、デフォルトのままだと通信できません。
先人の知恵を探してGoogle先生に問い合わせると下記のページがヒットしました。
subversion access through ssh on windows
http://wiki.dandascalescu.com/howtos/subversion/subversion_access_through_ssh_on_windows
「msysgitというツールをインストールするといいよ!」的なことが書いてあるので、
msysgitをインストールすることにしました。
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(3)msysgit(gitコマンドと仲間たち)
基本的にはgitのためのツールですが、viやtail、rmやlsといったUnix系のコマンド
が使えるようになるので、そっちが目的でインストールしてもいいと思います。
msysgitのダウンロードはこちら
http://code.google.com/p/msysgit/
インストールのモードが切り替えられるようですが、便利そうなツールがいろいろ入っているみたいなので、今回はフルバージョンでインストールしました。
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(4)svn+sshでパスフレーズをいちいち聞かれないようにする
ちょっと使ってみて、sshのパスフレーズの入力が面倒だったので省略できる設定にしてみました。
msysgitをインストールするとssh-agent.exeが入ってきますので、
これを使うとパスフレーズの入力が省略できそうなのですが、
操作手順がUnix系のそれとは違っているようでした。
でも下記のようなバッチファイルsetup_svn.batを作って、ssh-agentとssh-addが利用できるようにしました。
@echo off
set SVN_EDITOR=vim
if not "%SSH_AGENT_PID%" == "" goto end
for /f "eol=; tokens=1,2 delims==;" %%1 in ('ssh-agent.exe') do (
if "%%1" == "SSH_AUTH_SOCK" set SSH_AUTH_SOCK=%%2
if "%%1" == "SSH_AGENT_PID" set SSH_AGENT_PID=%%2
)
ssh-add
:end
参考:
Windowsでもssh-agentとssh-addを使ってパスフレーズ入力を省略する。
http://mattn.kaoriya.net/software/20081106192615.htm
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(5)msysgitの日本語対応
vimで日本語が扱えていないようだったので、香り屋さんのvimを入れました。
香り屋
http://www.kaoriya.net/
ここのvimをインストールして、インストールしたvimのパスを環境変数Pathに追加。
その後msysgitのvimをリネームして衝突しないようにしました。
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とりあえず以上の手順でsvnやらユーティリティコマンドやらが使えるようになり、
windowsでもCUI中心のプログラミングが可能になってきましたよ!