田中宇(たなかさかい)さんの「世界不況は終わりつつある?? 」という記事に面白いことが書いてあった。

以下、要所を抜粋します。


>G20はドル離れを画策している。各国の中央銀行は、来るべきドル崩壊に備え、外貨準備の4-5割を金地金に替えておこうとして金を買い漁っていると、ロイター通信が報じている。


>対米従属一本槍のわが日本だけは、無策のままかと思いきや、そうでもないかもしれないと思える事件が報じられた。


>2人の日本人男性がスーツケースの中に合計1345億ドル分の無記名の米国債を隠し持っていることを、イタリア当局が発見


>2人が持っていた債券が本物だとしたら、それは日本が所有する米国債の4分の1にあたる


>2人の逮捕から2週間近くが経ち、米国債の真贋も判明しているはずだが、伊当局は2人の名前も発表せず、司法手続きにも入っていない


>犯人が偽造債券を現金化することは困難で、偽造する意味がない


>与謝野財務相が6月12日に米国債を堅く信じて買い続けると宣言したのは、6月3日にイタリアで米国債密輸の2人が捕まったことへの懺悔だったという考察


そんな事件があったのは知っていたけど、13兆円とか途方も無い数字で、何を意味するのか全然分からなかった。

真偽のほどは分からないけど、田中さんの推測は面白い。


日本がんばれ~!




国光宏尚さんの「ネットは全てを無料にするか? 」というエントリー経由で

「ロングテール」の提唱者として有名なクリスアンダーセンのスピーチ内容を読んだ。


> 製品がデジタル化されると、限界費用がゼロになる。


> これはオンラインにおける万有引力の法則である


> デジタル化されるものはすべてタダになる。無料バージョンは出てくる


> ・最良のモデルは無料と有料の融合
> ・他で真似されるものを限定品だと言って料金を取ることはできない
> ・サイトで一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけない
> ・有料ページにはニッチにアピールするコンテンツを置く。ニッチは狭ければ狭いほどよい


僕たちは普段「情報のネットワーク」と「人と人のネットワーク」の両方から、情報を入手して生活しています。

「人と人のネットワーク」はリアルな人間関係だけではなく、SNSやブログ、Twitter、ソーシャルブックマークなどで補完されることにより、日に日に重要性をましている印象です。


各個人は「人と人のネットワーク」の一部であり、好みの近い人同士が繋がっています。

そのため「情報のネットワーク」から入手した情報よりも「人と人のネットワーク」から入手した情報は本人にとって、よりニッチで好みにあった価値の高い情報であることが考えられます。


例えばニュースサイトで読んだニュース記事よりも、仕事仲間が書いたブログエントリーの方が、後々自分の役に立つ可能性が高い、という感じです。


但し、人が介在するネットワークですから、伝達コストは高いです。

一方で、伝達コストが高いからこそ、価値の低い情報はフィルタリングされます。


「人と人のネットワーク」ではいい情報をアウトプットすることで信頼され、より価値の高い情報を入手できるようになります。

「人と人のネットワーク」に情報をアウトプットするためには手間をかけるか、お金をかけるかして、ニッチなコンテンツを仕入れる必要があります。

(もちろん自分で直接何かを体験するのでもいいのですが、それは置いといて。)


この辺が『ニッチなコンテンツにお金を払う理由』になるのではないでしょうか。


要は自分の好みにフィットしたコンテンツで、入手が難しいものなら、お金を出してでも入手したいよね。

そして、他人の持ってない情報を持つことは自分の差別化にもつながるよね、って話でございます。



iMacを使い始めたり、MacBookを買ったりしてますが、
まだ完全に移行できたわけではなく、実はまだVistaがメインマシンです。


しかし心の中ではVistaに見切りをつけたわけで、
使っていて一挙一投足、気に食わない感じになってきてます。

そこで、GUI(グラフィカルなUI)ではなく、CUI(要はコマンドライン)中心でプログラミングできるようにしたら気がまぎれるのでは?と思い立ち、いくつかのツールをインストールしてみました。


注: 以下はプログラミングに興味ない人は超つまんない内容ですよ。


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(1) SVN(バージョン管理ツール)

まずはサーバからプログラムをチェックアウトしないと始まらないのでSVNクライアントを探してみました。
いくつかツールはあるみたいですが、今回はコマンドライン中心に使えて、サクサク動くものを探してみた結果


Slik SVN
http://www.sliksvn.com/en/download


を採用しました。


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(2) SVNのssh対応


Slik SVNをインストールしてsvnコマンドは動くようになりましたが、
SVNサーバとの通信はsshで暗号化されているので、デフォルトのままだと通信できません。


先人の知恵を探してGoogle先生に問い合わせると下記のページがヒットしました。


subversion access through ssh on windows
http://wiki.dandascalescu.com/howtos/subversion/subversion_access_through_ssh_on_windows

「msysgitというツールをインストールするといいよ!」的なことが書いてあるので、

msysgitをインストールすることにしました。


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(3)msysgit(gitコマンドと仲間たち)


基本的にはgitのためのツールですが、viやtail、rmやlsといったUnix系のコマンド
が使えるようになるので、そっちが目的でインストールしてもいいと思います。


msysgitのダウンロードはこちら
http://code.google.com/p/msysgit/


インストールのモードが切り替えられるようですが、便利そうなツールがいろいろ入っているみたいなので、今回はフルバージョンでインストールしました。


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(4)svn+sshでパスフレーズをいちいち聞かれないようにする


ちょっと使ってみて、sshのパスフレーズの入力が面倒だったので省略できる設定にしてみました。


msysgitをインストールするとssh-agent.exeが入ってきますので、
これを使うとパスフレーズの入力が省略できそうなのですが、
操作手順がUnix系のそれとは違っているようでした。

でも下記のようなバッチファイルsetup_svn.batを作って、ssh-agentとssh-addが利用できるようにしました。


@echo off
set SVN_EDITOR=vim
if not "%SSH_AGENT_PID%" == "" goto end
for /f "eol=; tokens=1,2 delims==;" %%1 in ('ssh-agent.exe') do (
if "%%1" == "SSH_AUTH_SOCK" set SSH_AUTH_SOCK=%%2
if "%%1" == "SSH_AGENT_PID" set SSH_AGENT_PID=%%2
)
ssh-add
:end


参考:
Windowsでもssh-agentとssh-addを使ってパスフレーズ入力を省略する。
http://mattn.kaoriya.net/software/20081106192615.htm


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(5)msysgitの日本語対応


vimで日本語が扱えていないようだったので、香り屋さんのvimを入れました。


香り屋
http://www.kaoriya.net/


ここのvimをインストールして、インストールしたvimのパスを環境変数Pathに追加。
その後msysgitのvimをリネームして衝突しないようにしました。


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とりあえず以上の手順でsvnやらユーティリティコマンドやらが使えるようになり、
windowsでもCUI中心のプログラミングが可能になってきましたよ!