「複数自治体の情報 委託先から流出」「KADOKAWAの個人情報流出」など、ここ数日でたくさんのセキュリティが突破されていますね。

「個人情報の流出」というと、大ごとのように聞こえますが、冷静に何が問題でどういう事が起きる可能性があるのかを見極めたいと思います。

【そもそも個人情報とは?】

そもそも個人情報って何を指しているのか?
・名前
・住所
・TEL
・銀行口座番号
・誕生日
が主だったもので、次に各情報ソースによって異なるのが、
例えば行政の情報であれば、
・課税額
・収入額
などなど、税金関係などで、
KADOKAWAなどの企業のもつ個人情報ですと、
・購入履歴
・購入金額
・会員番号?などでしょうか。

【悪用できる個人情報とは?】

悪用する側で考えましょう。
例えば、千葉県民の全員の
名前、住所、TEL、口座番号、誕生日をどのように悪用できるでしょうか?

振り込め詐欺に使うなら、年齢と財産状況が知りたい所ですが、上記からは財産はわかりません。
誕生日からは、算数すれば出せますね。

住所と名前、TELは、場合によって利用できそうです。住所が高級マンションや高級住宅地だった場合です。
財産ありそうな方たちのリストが出来上がりますね。

課税額、収入額は利用できますね。実際に、収入額と言うものは存在しませんが、税務署が持っている課税対象額や、所得税額がよいです。また、役所が持っている住民税額も利用できます。
これらから、財務状況が逆算できます。

【つまり財産情報と紐づけが必要】

個人情報を悪用する点から考えると、財産・財務状況に関係する情報が重要になりますね。
それらの情報がとられない限りは、まずは一安心と言えそうです。
お金ない人からは何もできませんからね。

【間接的に利用する方法】

お金ない人の個人情報は利用価値がないでしょうか?いえ、その人になりすましをすることが可能ではあります。
なりすまして悪い事する、みたいな。
ですが、これも微妙で、勝手にその住所に住んでいる事なども今の行政手続き上できてしまいますし。
例えば私は沖縄に住んでいますが、千葉のとあるところに住所登録できてしまいますし、空いてる物件に架空の名前で配達してもらって、受け取りすればいいですしね。ちゃんとした犯罪者というのも変な言い方ですが、お金ない人の個人情報は、そういう点からすると使い物にならないのでは?というのが実情でしょうか?

現実的に考えると、単に気持ちが悪いだけ?
知らない人に、私の事が知られているという心理なだけ?
でも、Facebookなどで真面目に、名前、過去の職歴、誕生日、住んでる地域まで公開していますよね?
不特定多数がみれる状況なのに・・・
むしろ、Facebookで公開している方が危険なので、気を付けましょう。
私がハッカーなら、Facebookの情報で本人なりすましで、どこかのログインIDパスワードをお問合せ取り出します。
気を付けましょう。