正月間近になると、調査依頼も一旦は息を潜め
探偵たちも束の間の休息へ入る。
故郷へ帰る者、東京で過ごすもの、国内、海外旅行へでかけるもの・・。
わたしは恒例の行事としてアメ横へいく。
あのアメ横の、年の瀬独特のすさまじい喧噪のに揉まれると
なんだか無事一年を終えれるような気がする。
他の探偵たちは、今頃何を思って
過ごしているのだろうか。
普段他人の内事情に首ばっかつっこんでいるからだろうか
探偵たちは互いに干渉し合わない。
彼らは何を思い探偵を続けているのだろうか。
家庭。
きちんと家庭を持っている探偵は一般と比較して少ない。
生活。
彼らは生活から一体どのような楽しみを見出しているのだろう。
探偵という職業に、彼らの生活を意味づけるほどの力があるのだろうか。
アメ横の喧噪に揉まれながら
人々の顔を見る。
皆、生活をしている。
束の間の群衆に、安堵を覚える年の瀬だった。
