一般の会社勤めや、学生達は

週明けになると

「あ~休みがおわってしまった・・・また長い1週間が・・」

などと不満をもらしながら、新しい週をはじめる。



しかし探偵事務所ではそのような言葉を聞くことはない。

何しろ曜日感覚がないのだ。


各々の探偵は各々のタイミングで休みをとるので

ふつうの曜日感覚はまったといっていいほどない。

しかし、工作や聞き込み等の過程で

今日が何月何日何曜日であるかをまったく把握していないことは

周囲に不信感を与えることにもなりかねないので

たまに朝礼で確認をする。


ここだけ書くと、

探偵がすごく自由で融通のきく職業のように思えるかもしれないが

その実は、厳しい能力主義の裏返しなのだ。


仕事も覚えないうちから

休みばかりとっている探偵はまず伸びない。

己を律することのできる人ほど早く伸びるし

仕事を覚えている期間はがむしゃらに頑張るものだ。


先日も18歳の若者を探偵見習いとして採用した。

どうにかものにしてほしいと願う、1月18日月曜日の朝でした。

事務所の机に座って

ぼぉーっと外をみる。

襟を立てた人の群れが忙しそうに歩道を流れていく。



子供のころ

自分が将来探偵になるなんて思ってもいなかった。

それは、探偵という職業をよく知らなかったからではない。

いや、本当の意味では知らなかったのかもしれないけれど、

私は同級生たちと比較して、格段に探偵という職業については知っていた。

なぜならば私の実家は祖父の代から続く探偵事務所を営んでいたからだ。

わたしは、探偵としての父の背中を

物心つく前からずっと見てきた。

だからこそ

探偵という職業を変に意識していたのかもしれない。


だんだんと大きくなるについて

親への反発心も相まって、

探偵という職業が、妙に陰湿でいやらしく、くだらない職業に思えてきた。

人の秘密を嗅ぎまわり、秘密を売りさばいてお金儲けをするだけの卑しい人種。

わたしには知らない他人を後を追っかけまわしている父の姿が恥ずかしかった。



高校を出てからすぐに家を出て

バイトをしながら何をするともなく暮らしはじめた。

それから7ヶ月後、

ふとしたことがきっかけで、少しの期間だけということで

手伝い始めた探偵事務所。

気づけば7年が過ぎていた。


さまざまな案件

さまざまな依頼人

色々な人たちの、色々な人生模様を見ているうちに、

探偵として経験を重ねていくうちに、

いつの間にかわたしはこの仕事が大好きになっていた。



事務所の電話が鳴った。

窓の外から視線を戻し

新たな依頼者の切実な声に耳を傾け

今日も一日が過ぎていく。







「探偵のカバンの中にはどんなものが入っているの?」

時々、友人からこんな質問をされます。


依頼内容によって当然カバンに入っている物もガラッと違ってきますが、

浮気・不倫調査をする際に

必ずと言っていいほどカバンに入れて持っていくものの中に

ライトがあります。


徒歩で出かけるときはカバンに最低2種類

シロと、白熱灯のオレンジ色のライトをもっていきます。

明るさは無段階に調節できるタイプのやつ。

車で出るときは、10種類以上のライトをあらかじめ積んであります。


こんなライト、一体何に使うと思います?


正解は


撮影補助です!


例えばラブホテルの出入り口。

そのままだとちょっと暗い感じで、

フラッシュでも焚いて写真を撮らない限り、はっきりと証拠として画像(映像)を

残せないような場合。

そんな場合に、このライト君を使うわけです。

方法は簡単

植え込みや、その他目立たない場所に、

あたかも前からあったかのようにライトを設置し

入口をライトアップするんです。

もちろんライトアップしてしまうと不自然になってしまうような場所では

ライト君は使いません。

そこはおとなしく赤外線レンズを使って撮影します。


しかし

このライト君、

ちょっと明るい街中のどんな場所においても、

不思議なくらい自然に見えるんです。

疑問を持つ通行人はまずいません。


みなさんも、よくよく見たら

ライトアップしすぎじゃない?みたいなラブホテルの入口があったら

チラっとチェックしてみてください。

調査中の探偵が仕込んだライトが見つかるかもしれません。

ライトを見つけていじってると、ちょっと遠くのほうで

動揺を隠している人影が見れるかもしれませんよ!

先日、ブログを読んでくださっている方から

このような相談メールを頂きました。

「非常に仲の良いAさんが探偵への依頼を検討(浮気・不倫調査)している。

 こういった時、自分はAさんの身近な存在として、どのような態度を取るべきか」

わたしなりにお答えします。


私の感覚としては

探偵へ調査を依頼する、という行為は

多くの一般の方には、非日常的なことだと思います。

一生に一回、そんなことがあるかないかのことでしょう。

また、依頼するにあたって勇気もいるでしょうし、

なにせん費用も掛かります。

はっきり申し上げて安くありません。

まともに調査をする事務所ならば一日の行動調査で八万前後以上は掛かります。

事前に有力な情報がなければ、調査は一日では終わらないかもしれません。

時間とお金を掛けて調査をすれば、その期間に起こった事実をキチンと知ることができるのも確かです。


以上のことを踏まえた上で、

相談メールにお答えしたいと思います。


まず何よりもAさんとよく話をすることです。

探偵は事実を収集してきます。

なんのために事実を知るのか、をきちんと整理した上で依頼をするべきです。

ただ単に事実が知りたい、というのもいいでしょう。

前に進んでいくために、まず事実を知ることが必要であれば、依頼するべきでしょう。

必ずしも事実を知らなくても、十分な話し合いで前に進めるならば

わざわざ高額なお金を払って依頼をする必要はないでしょう。

どちらにしても、ケースバイケースかとは思いますが、

よく話合わってください。


ついでに、

費用を抑えるアドバイスをちょこっと。

あなたがAさんとよくお話をして、

Aさんの旦那さんが不倫しているのかどうかをはっきりとさせる必要があると結論づけた。

この時点ですぐに探偵へ依頼というのは考えないで下さい。

まずはAさん自身かあなたの手で、不倫の証拠を「安全」に取得できないかどうかを検討する。

夜のホテル街で張り込みなどは危険だが、証拠メールを転送する等のたぐいは安全です。

もしここで証拠を取得できそうならばわざわざ高額な探偵に依頼する必要はありません。

ですが、証拠を取得できそうにない場合。

そのような場合でも、なるべく多くの情報を事前に入手しておくべきです。

怪しい曜日はいつなのか、時間帯は?

これらのことがあらかじめわかっているだけで、調査はピンポイントで済みます。

もちろん費用も抑えられるでしょう。

あなたはこれらのことをアドバイスもしくはサポートしてあげるのがベターでしょう。








事務所の探偵6人中3人が風邪でダウンしています。

風邪がはやってるんですかね?

皆さんは大丈夫ですか?


季節、昼夜と問わず仕事が入れば

探偵は動かなければなりません。

体力がないと続かない商売です。

常日頃から体を鍛えて、体力を充実させておくことは

探偵の基本中の基本。

それがうちの探偵達ときたら・・・。

どうしたものか・・。