よくある浮気の証拠写真。

旦那さんが知らない女性と一緒にラブホテルと思われる建物の入り口から

出てくる場面。


さて、実際に離婚裁判の法廷で

この程度の写真一枚を証拠に

浮気の事実を認めない相手から慰謝料や財産分与・親権等について

有利に事をすすめることができるでしょうか。


結構厳しい、

というのが答えです。


まず前提知識として

民事裁判で相手方へ慰謝料を請求する際には

相手方に不法行為がなければなりません。

離婚裁判においては、主に不貞行為を根拠に慰謝料を請求します。

これは不貞行為というものが不法行為と認められているからです。

そしてここが肝心。

単発の浮気行為は、それがそのまま不貞行為となるわけではありません。

あくまで、継続した浮気行為(恒常的な)が不貞行為に該当すると

裁判所では理解されてきました。


夫(妻)が知らない異性とラブホテルから出来てきた写真一枚では、

それが恒常的な浮気行為を証明する証拠にはなりません。


ので、そういった決定的瞬間の証拠は

あればあるだけ不貞行為としての立証可能性が上がりますので良いわけです。


決定的瞬間の証拠をひとつ掴んだからといって

すぐに行動にでてしまうと

勝てる裁判も勝てなくなる、ということもあるわけです。


皆さんは

尾行中の探偵というと

どのような姿をご想像になるだろうか。


深く帽子を被った男だろうか、それとも

スーツを着込んだ渋いツラのおじさんだろうか。


実のところ、

イメージの探偵、そのどれでもないというのが答えだ。


もし探偵にある特定のイメージがあるとして

そのイメージ通りの探偵が尾行をしていたら

すぐに探偵とばれてしまうので、彼が円滑な尾行を遂行できるとは考えにくい。



尾行中の探偵は

その姿を完全に風景の一部とするのである。

つまり

ある種の探偵のイメージというものが、あるいはその要素があってはいけないのだ。

街中の、当たり前の日常風景の一部でなければならないのだ。


たとえば、買い物中の主婦が多く通る商店街では

ネギが顔をだした買い物袋を提げた中年女性の探偵に尾行させし

夜のサラリーマン街では、酔っぱらった上司を介抱しながら歩く風な

二人組の探偵に尾行させたりする。


探偵は特徴があってはならない。

印象に残ってはならないのである。

だから、探偵っぽい人、

という表現は探偵にとって

最悪の褒め言葉なのである。





千代大海が遂に引退をした・・。

最近の彼の姿には痛々しいものもあったが、

なんだかんだで幕内在位歴代一位。

ほんとうにすごい記録です。

千代大海関、お疲れさまでした。



魁皇はいつまでもつかな?

普段他人の詮索ばかりをしているからだろうか

探偵同士は、驚くほど干渉し合わない。


他の探偵事務所の経営者達に聞いてみても

他の事務所でもそういう傾向があるらしい。


今日気になって

うちの探偵の一人に、

そいつの同僚の探偵の住所を知っているか?

と聞いたら

「会話の断片からおおよその予測はつくが

正確にはわからない」と返ってきた。

まどろっこしいが、つまるところ直接聞いたことがないのだ。

この二人は4年も一緒に働いているのに・・。


かといって、仲間意識がないわけでもない。

同じ案件に取り組むチームになれば

同僚が戻ってくるまで、

何時間でも事務所で待っていたりするのだ。


うーむ。

探偵仲間は不思議な関係だ・・。

先日、うちの事務所の探偵が珍しい体験をした。


とあるターゲットを徒歩にて尾行中の事。

ターゲットとは十分に距離をとっての尾行だったが

重なる信号待ちで、徐々にターゲットとの距離が近づいてきたころ


突然、ターゲットが信号待ちをしていた交差点に

タクシーが突っ込んできたのだ。


結構なスピードで突っ込んできたタクシーは

ターゲットのすぐ脇を通り抜けて

クリーニング屋に突っ込んだ。


壁一面のガラスの割れる凄まじい音と

付近を歩いていたおばさま達の悲鳴に

ターゲットも、ターゲットを尾行していたうちの探偵も

思わずタクシーに駆け寄った。


思いっきり変形したボンネットとは対照に

運転手はエアバックの開いた運転席で

びっくりした顔をして前を見ていた。

どうやら怪我はなさそうだった。

タクシーに乗客はなく、幸い通行人にも怪我人はなかった。


あとでわかったが、事故の原因は居眠り運転だった。

とにもかくにも、運転手のおじさんが、自分でドアを開けて降りてくると

いつの間にかタクシーのまわりに集まっていた6,7人の人達は

顔見合わせて、安堵の雰囲気が流れた。


その時、探偵とターゲットの目があった。

お互い軽く会釈をして、探偵が「危なかったですね」と

声を掛けると、ターゲットは「いや、無事でよかったです。私もおじさん(運転手)も」

と返した。


しかしここはちょっとしたポイントだ。

この後の行動で探偵の力量が問われるのだ。



ターゲットに顔を覚えられては、これ以上の尾行は不可能。

かといって探偵を新たにかえて後日また調査をしていては

人件費もかかるし、同じような尾行のチャンスはもうないかもれない。


探偵はとっさに判断をし、

その会話ののちも自然に会話を続けた。

そして、「もう警察もきましたし大丈夫ですよ。家こっちですか?

もしよかったら途中まで一緒にかえりますか?」と切り出し

ターゲットと一緒に歩きはじめた。

その日探偵が調査したかった情報はターゲットの愛人の住む場所の情報。

ターゲットの進む方向は、信号待ちの位置から検討はついていた。

その後も自然に会話をしながら、

ターゲットがここが目的地だというマンションの前まで行き、

そこで別れた。


マンションの入口で部屋番号を打ち込んでオートロックを開けてもらっている様子を

双眼鏡で確認し、部屋番号を確かめ、まんまと目的の情報を得たのだった。



偶然をチャンスへと変えた

とある探偵の機転と会話のスキルが生きた出来事だと思う。