格安SIMカード(以後、格安SIM)とは
MVNOと呼ばれる事業者が大手通信キャリアに比べて
低価格で提供しているSIMカードのことです。
安いなんてすごいお得ですね~
今すぐ大手通信キャリアから乗り換えますか!?
では、なぜ大手通信キャリアは潰れないのでしょうか?
安いの物には訳があります。安易に手を出すと痛い目を見ます。
MVNOとは
MVNOとは仮想移動体通信事業者です。
ここでは不正確ながらMVNOとは格安SIMを販売している事業者
のことだと考えておいてください(実際はより広い概念です)
NTTコミュニケーションズ、IIJ、BIGLOBE、楽天あたりが
MVNO大手だと言われています。
MVNOは、大手通信キャリアから回線をまとめて借り受け、それを小口に分けて格安SIMユーザーに提供しています。
つまり、MVNOのV(Virtual、仮想)は、自社で無線基地局などの通信設備を持たずに大手通信キャリアから回線を借りていることを意味しているのです。
ちなみに、ほとんどのMVNOはから大手通信キャリアから回線を卸してもらっているのが現状です。ここがミソです。
なぜ格安SIMは安いのか?
その仕組みは、そこまで難しくはありません。MVNOが低料金で格安SIMサービスを提供できる理由は、端的に言えば
(1)回線をまとめて借りた上で
(2)販売にかかわる様々なコストを削減し、
(3)データ通信量や通信速度を制限しているからです。
要するにワンルームアパートの一室を借りて、その部屋を何分割にも分割してたくさんの人を住まわせている感じです。激安賃貸ですね。あなたは住みたいですか?
何か雲行きが怪しくなってきましたね。デメリットがたくさんあるような気がしますね。次回は格安SIMのデメリットを解説します。